パルテノン神殿の目の前に建っている、新しくて立派な美術館「新アクロポリス博物館(美術館)」に行ってきました。
美しい女神像がたくさんおいてある快適な博物館です!
アテネに行ったら、パルテノン神殿とともに訪れるのがオススメです。
新アクロポリス博物館の基本情報
- 住所:Dionysiou Areopagitou 15, Athina 117 42 ギリシャ
- 電話番号:+30 21 0900 0900
- 営業時間:午前9時〜(11月〜3月)、午前8時〜(4月〜10月)、閉館時間は曜日と季節によるので、公式サイトで最新情報をご確認ください。
- 入場料:5ユーロ(11月〜3月)、10ユーロ(4月〜10月)
- 公式サイト:https://www.theacropolismuseum.gr/
新アクロポリス博物館への行き方・アクセス方法
アクロポリスの地下鉄の駅がすぐ近くにあるので、こちらの地下鉄の駅を利用するのが便利です。
ただ、アテネの街は歩くのも難しくないのでシンタグマ広場などから観光しながら歩いていっても、簡単にたどり着くことができます。
パルテノン神殿のすぐ下、出入口のすぐ近くにあるので、パルテノン神殿の見学前か見学後に一緒に訪れてはいかがでしょうか。
私が訪れたのは1月。
雪も少し積もっていた寒い時期だったので、行列なしに入ることができました。
もし訪れるのが夏季であれば、オンラインで予約をしておくことをおすすめします。
新アクロポリス博物館の様子と雰囲気
新アクロポリス博物館の入口にも発掘された遺跡があり、生の遺跡発掘現場を楽しむことができます。
博物館の中は、新しくてキレイです。
チケットを購入し入場ゲートを越えると、ゆるやかな坂になった通路沿いに、このエリアで発掘されたお宝が並んでいます。
バックパックや大きめの荷物を展示エリアに持ち込むことはできません。
入り口エリアで荷物を預ける必要があります。
できれば、身軽な格好での見学がおすすめです。
モロッコのタジン鍋に似た陶器の展示もありました。
タジン鍋はモロッコ・チュニジア・アルジェリアで主に使われるとのことなので、おそらく場所的にも近いギリシャに伝わってきたんでしょうね。
ギリシャに行くとわかりますが、アフリカ系と思われる人の割合が多いと感じました。
さらに2階には、写真撮影は厳しく禁止されていますが、パルテノン神殿の像やレリーフが100以上は並んでいるエリアがありました。
古代のお金も展示されていました。
ひとつひとつの大きさや形が微妙に違っていて手作り感ありの可愛らしい硬貨。
もちろん、古代のギリシャ文字が彫り込まれたレリーフも。
ギリシャ文字って本当にカッコイですね!
アルファベットのSのかわりに、Σ(シグマ)とかを使って文字を書いてみたいです。
ギリシャ人の知人によると、ギリシャの人たちは逆にギリシャ語をギリシャ文字で書かずにアルファベットを使って書いたりするようですが、こんなにクールな文字があるのにもったいない!
そして、圧巻はこちら。
残念ながら1体は大英博物館に保存されている、エレクテイオン少女柱のオリジナル。
何千年もこの少女柱たちは、アテネの姿を見守ってきたんですよね。
すごい。
遺跡以外にも、レゴブロックで作ったパルテノン神殿もありました!
精巧にできていて、こちらも圧巻!
こんなふうに、数千年前に人が集っていたのでしょうか。
やっぱり、レゴブロックっていいなぁ…想像力がかきたてられます。
さらに、新アクロポリス博物館からもパルテノン神殿を望むことができます。
ビルがない古代には、本当に美しい建物だったでしょうね〜。見てみたい!
新アクロポリス博物館の見学の注意
1. かなり時間がかかるので、最低2時間は見学時間を抑えておくのがオススメです。
2. 写真撮影に関してはかなり厳しいです。
写真撮影が禁止のエリアで気づかずにカメラを持っていると、すぐに係員が飛んできて注意されます。私もやってしまいました。
なので、疑わしい行為も含めて、カメラやスマホは手にしないほうがいいです。
新アクロポリス博物館はこんな人にオススメ
パルテノン神殿の見学と同時に訪れるのがおすすめです。
展示数も多いし、解説やビデオもあるので、パンテノン神殿だけでは理解できなかったことを学ぶことができました。
ただし、歴史をきちんと学びたいという方は、できればガイドさんと一緒に訪れるといいと思います。
博物館の周りにもガイドさんがたくさんいて声をかけてきますが…
いろいろな人がいるので、できればVELTRAなどで評判のいい現地ツアーを申し込んでおくことを、私は強くおすすめします。
私はガイド無しで、地球の歩き方を頼りに訪れたのですが、ガイド本で少しは知識を得ることができても、会話のやり取りの中で学んだほうが楽しいし、わかりやすいと思います。
ここはケチるところじゃなかったなと反省。