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アメリカでの車の衝突事故体験談と衝突事故後の対応策

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本記事では、私が巻き込まれた軽い衝突事故、事故を起こした相手が虚偽の証言を行った体験談の紹介を通して、アメリカの車の事故時の対応と、証拠となる写真のとり方について紹介しています。

アメリカでの衝突事故の体験談

スーパーの駐車場で起こった衝突事故

土曜日の17時頃、週末の買物後にスーパーの駐車場から出ようとしていたときに、軽い接触事故にあいました。駐車場の出口に向かっていたところ、前方に他の車がバックで出てきたので車を停めて前の車を待っていたところ、急に右側から別の車がバックで出てきて、私の車の右前方にぶつかってきました。

こちらも車が出てくるのが見えたので、クラクションを鳴らしたのですが気づいてもらえず、バックをして避けようかとしましたがそれも間に合わず、停まっていた私の車にぶつけられてしまった次第です。

事故後、10代か20代前半と思われる若い男性が、”Sorry”と言いながら降りてきて、ぶつかったところを確認し、事故現場の写真を撮り、お互いの連絡先・車の情報を交換しました。

すぐに、自分の保険会社と、相手の保険会社S(アメリカでは大手)に連絡し、相手の保険会社に損害賠償の要求をしました。というのは、今回私は停止中で、相手が急に出てきたので100%先方の過失だと考えたからです。実際、相手もSorryと非を認めましたし。。

事故を起こした相手と連絡が取れない

4週間後

先方の保険会社から、数週間たっても連絡がないので4週間後に電話をしました。事故を起こした被保険者と連絡をとろうとしているが取れないとのことで、連絡が取れないと処理できないの一点張り。とにかくアップデートがあったら教えてくださいといい電話を切りました。

6週間後

まだ連絡がないので、こちらからアップデートはないかと電話したところ、まだ先方と連絡が取れないとのこと。まずは、私から事故の状況について証言をしてほしいと言われ、30分ぐらいかけて事故の状況を説明しました。その後、また先方に連絡をとるとのことで電話を切りました。

事故から8週間後

まだ連絡が来ません。再び先方の保険会社に電話をしました。

大体、なぜ私が一生懸命連絡を取らないといけないのでしょうか、被害者なのに。

まだ連絡が取れないので、最後通告をだして2週間以内に返事がなかったら、今ある情報でプロセスをしますとのことでした。少しは前進する兆しが見えたので、わかったと言って電話を切りました。

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そして、事故から11週間後に驚きの展開

まだ連絡がきません。再び保険会社に電話をしました。

そしたら、なんと驚きの回答が…

 

「私たちはあなたの車の修理費用を負担しません。」

 

「え?もう1度言ってくれる?」と聞き返しました。英語はわかりましたが、どうしてそんなことを言っているかわからなかったのです。

 

「私たちはあなたにも非があるという結論を出したので、あなたの車の修理費用はあなたの保険会社と相談してください。」

 

「え?」

 

全く、先方の保険会社の担当者が言っている意味がわかりませんでした。私は停まっていたところに、横から相手の車が突っ込んできて勝手にぶつかり、相手は「Sorry」と過失を認めたんですよ。。。文書でも口頭でも何度も同じ話をしたんですけど。

 

普段あまり苛立たないのですが、さすがにイラッとして、「意味がわからない、理由を教えてくれ」と問い詰めました。

 

すると、担当者は厄介な客だと思ったのか、マネージャーに電話を転送しますと言い、上司と思われるクレーム担当の女性が電話に出てきました。

 

「再び理由を教えてくれ」と聞くと、彼女はこういいました。

 

「事故の相手は、自分の車がバックで駐車場からでているときに、私の車が角から曲がってきた、と証言しました。」

 

は?イヤイヤ、全く違います。私の車は、100%停まっていました。

 

約3ヶ月間ダンマリしていた後のこの証言を信用できるんですか?と問い詰めました。

「相手が嘘を言っていると立証できないのでなんとも言えない。相手がそう言っているから、何も出来ない」の一点張り。

 

何度も納得がいかない、と伝えましたが全く時間の無駄。この時点で先方の保険会社ができることは何もないというので、不服があれば、自分の保険会社と話して、自分の保険会社経由で申し立てをするようにとのことでした。

 

話しが全く通じず、かなりイライラして電話をきりました。担当者には罪はありませんけど、やっぱりイラつきました。

 

まさか、事故を起こした相手が嘘の証言をするとは思いませんでした。やっぱり、こういう人もいるんですね。向こうが意図的に嘘を言ったのか、推測で証言しているのか確認できませんが、悲しさ半分・悔しさ半分です。

そもそも、ちゃんとした人なら3ヶ月間ダンマリしないはずなので、自分に非があると知っていて、最後にこうした苦し紛れの証言をしたのではと思ってしまいますが。。

これから、自分の保険会社と話をして、交渉を続けます。

 

交通事故を起こした時の対応

ここで、自分への復習も含めて事故を起こした時の対応について記しておきます。

  • けが人がいるときは、911へ電話する。
  • 警察へ電話する。
  • 相手の名前・住所・電話番号・運転免許の番号を教えてもらう&情報が正しいことを確認するために見せてもらうのがベスト。
  • 相手の車のライセンスプレートの番号・VIN番号を聞く。
  • 同乗者・目撃者の名前・住所・電話番号を聞く。
  • 損傷部分や事故現場の写真をとる。
  • もし相手の車に人がいないときは、ぶつけた車の所有者と運転者の名前と住所を書いてメモを残す。
  • 誰か怪我したときや、被害額が$750を超えるときはDMVに10日以内に報告する

  参考:So You've Had an Accident, What's Next?

 

交通事故を起こした時にとるべき写真

その後届いた、先方からの通告には下記のような文が書かれていました。要は証拠を出せってことです。もちろん、損傷部分の写真は提出済みですが、それだけだと相手の証言の矛盾を立証できないってことです。

If you have evidence to suppor tyour version of events, we will be happy to review it. 

証拠として、ドライブレコーダーがあればベストですが、もしない場合でも写真をとっておくことは非常に重要です。私のケースのように、相手が間違った証言をする場合もあるので、どうぶつかったか、相手の車から自分の車がどう見えるか、といった位置関係をいろいろな角度から移すことが重要とあるサイトには書かれていました。

  • 損傷部分の写真
  • 色々な角度から、事故に関わった車がすべて入る全体の写真

残念ながら、私は損傷部分のみの写真しか撮っていませんでいた。反省。

今回の件で興味がでて、ドライブレコーダーを調べてみましたが、意外にドライブレコーダーって5000円以下で購入できるんですね。この額であれば、購入しておいても事故が起こった時には十分もとが取れそうです。

 

さいごに

この件とは別に、スーパーの駐車場で当て逃げされたこともあります。また、スーパーの駐車場で新車に20cmくらいの傷をつけられたこともあります。隣の住人がドアを思いっきり当てて、旅行から帰ってきたら車が凹んでいたことも(もちろん謝罪なし)。

正直、アメリカではいい車には乗らないほうがいいんじゃないかと思うぐらい、残念ながら無責任に他人の車を傷つけて去っていく人が多い印象です。多分、何人かは悪いとも思っていないと思います。色々な文化の人がいるので仕方ないのかもしれないですが、世界共通の基準ができたらいいのにと思います。。

 

本記事では、アメリカで私の身に起きた軽い衝突事故の保険会社との悔しいやり取りについて紹介しました。人生で2度めの事故ですが、1度目はすんなり解決できて相手もきちんとした人だっただけに不満は全くありませんでした。しかし、今回はやられました。これからも継続して、保険会社にクレームしますが、この経験で私が学んだことが、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。 

 

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