タイ・チェンマイ発着のゴールデン・トライアングル(黄金三角地帯)を訪れるツアー(英語)に2019年1月に参加してきました。
ゴールデントライアングルとは、タイ・ミャンマー・ラオスが接している国境地点のことで、かつては麻薬の栽培や密売人たちの売買場所として有名なエリアのようです。
これだけ聞くと怖い場所のようですが、昼間はいたって平和なエリア。
1日に3つの国を行き来できるとあって、多くの観光客が訪れます。
本記事では、タイ・北部の町チェンマイから参加したゴールデントライアングルツアーについて紹介していきます。
- ゴールデントライアングルツアーの基本情報
- ゴールデン・トライアングル・ツアーの予約方法
- ゴールデン・トライアングル・ツアーの様子
- ゴールデン・トライアングル・ツアーに持参がオススメ
- ゴールデン・トライアングル・ツアー、こんな人におすすめ
ゴールデントライアングルツアーの基本情報
- 料金:1200バーツ
- 言語:英語
- 送迎:あり
- 所要時間:7時30分〜20時30分(約13時間)
- 開催曜日:毎日
- 食事:昼食
ゴールデン・トライアングル・ツアーの予約方法
私達はチェンマイのホテル経由で、地元のツアー会社に申し込みました。
チェンマイの中心部(ターペーゲート辺り)に行けば、旅行会社がありゴールデントライアングル行きのツアーを販売しているので、そちらで申し込んでも大丈夫だと思います。
日本語でのツアーや、あまり時間が無いという方は、オンラインで事前に申し込みをすませておくのが安心ですね。
ゴールデン・トライアングル・ツアーの様子
朝7時半過ぎにホテルでピックアップしてもらい、そこから1時間位いくつかのホテルによってツアー客をピックアップしていきます。
街の外れで他のピックアップバスと待ち合わせをして、ツアーの行き先別にバスを乗り換え。
最終的には、14名の観光客、ガイド(1名)、運転手(1名)というメンバーで、ミニバン(エアコンつき)でツアーに出発しました。
英語でのツアーということもあり、観光客はヨーロッパ系(ポーランド、イタリア等)、アメリカ、南米、そして私達というメンバー構成です。
最初は静かだったバスの中も、ツアー後半になるに連れてうるさくなっていきました。
ホットプリング(メーカチャン温泉)
20分のホットスプリング観光。
小さな温泉と足湯があるだけの本当に小さな観光スポットです。
おばちゃん達が生玉子を売っており、その生卵で温泉卵を作ることもできます。
上の写真のように可愛らしいカゴの中に入った卵を、温泉水の中に入れて作っていました。
トイレ(有料)や軽食も売っています。
私たちが停車した場所の向かいにも間欠泉がありました。
向こうの間欠泉の方が激しく水が吹き出ていたのは気のせいでしょうか。
ホワイトテンプル(ワット・ロンクン)
2013年ごろにはまだ人が少なかったらしいホワイトテンプルですが、今はすっかり観光地化しており、観光客がいっぱい!
かつては、本当に僧侶がいてお祈りをする場所だったようです。
とはいっても、ホワイトテンプルは本当にキレイ!一見の価値ありです。
入場料(50バーツ)はツアー料金に含まれているので、ツアーガイドと待ち合わせの時刻と場所だけを決めて自分たちで観光をします。
ホワイトテンプルは思っていたよりも小さく、入口をはいるとすぐに地獄絵図のような彫刻が施された橋を渡ります。
橋をわたりはじめるあたりから、撮影に夢中の観光客ばかりなので、橋の上で記念写真を撮影する人も。
そんな人は、係員からすぐに注意をうけてしまいます。
こちらの係員、タイ語はもちろんのこと、中国語、英語も使いこなすトリリンガル。
すごいですね。
橋をわたると、本殿があり、靴を脱いで本殿の中に入ります。
本殿の中には本物かと見間違うほどの修行僧の蝋人形が!リアルです。
ちなみに、本殿の中は撮影禁止です。
ホワイトテンプルのもうひとつの見所は、ゴールデントイレ。
金色に輝くトイレで一度は用を足したいという方々が長蛇の列をなしていました。
ランチ
食事はたった30分!
ビュッフェ(食べ放題)形式のご飯を、かなり大きな食堂でいただきます。
メニューはタイ料理というより、中華料理が中心。
白ごはんにサラダ、野菜炒め、麺、フルーツが並んでいます。水やフルーツジュースもありました。味は悪くはないですが、美味しくもなかったです。まあ、ツアーランチですからね。こちらのレストラン、ツアー客専用のレストランなのか、次から次にツアー客がやってきます。ほとんどが、中国系。中国人観光客の観光パワーを見せつけられました。不思議と韓国人の人は多くなかったですね。欧米系はかなり少数。
首長族の村
ランチを食べたレストランのすぐ近く、チェンライの田舎の何もない一角に首長族と他の種族の居住地?(もしくはデモストレーション地?)があります。
他の種族の居住エリアというか、売店エリアは無料ですが、首長族のエリアに入るには追加料金300バーツが必要です。
以前訪れたことがある主人によると、かなり観光向けにデコレーションしてありあまりオススメしないとのことだったので、私達は入りませんでしたが、他の人達は全員、追加料金を払って首長族のエリアに入っていました。
こちらも観光時間は30分ぐらいだったと思います。
この辺のエリアは本当にまわりになにもなく、ただバナナの木がたくさん生えていました。
少し奥の居住エリアの方も歩いて見ましたが、家も木でできた簡単なもので、かなり日本の家とは外見が異なっていました。
野良犬も痩せていたのが印象的でした。
ゴールデン・トライアングル
かつてアヘンの取引が行われたという、ミャンマー・ラオス・タイが隣接するエリアへ。
ここで多くの観光客はボートを使って、三カ国を巡ります。
こちらも追加料金300バーツが必要とのこと。
国境を超えるのでパスポート持参の必要ありです。
茶色のメコン川を、歴史を感じる古びたボートに乗って対岸に行き、対岸にあるお店を見て次の対岸へと移動するようです。
こちらのオプションも、私たちはパスしました。
というのは、前回参加した主人によると、ボートで渡ってラオスやミャンマーの商店があるところを見てボート移動だけだったので、タイ側から国境を見れば十分とのことでした。
ただ、パスポートに一気にミャンマーやラオスのスタンプを押してもらえるのは嬉しいのと、一生に一度のことなので追加料金を払って参加するのもいいと思います。
私達は、タイ側のエリアを散策しながらボート客を待っていました。
タイ側のエリアには、お土産店の他に、カフェや黄金に輝くブッダ像(黄金仏)もあります。
日陰では、地元の人が寝転んで涼んでいたり、木陰のベンチで地元の少年が勉強していたりと、本当にのどかなエリアでした。
かつてはアヘンの栽培や売買がさかんだとは考えられません!
ボート乗り場付近にいくつかトイレがあり、有料で5バーツが必要です。
ワット・プラタート・プカオ
ミャンマーとの国境にあるショッピングセンターか、ボート乗り場からすぐ上にある展望台のどちらがいいかとガイドが尋ねたところ、全員一致で展望台へ。
当初の予定を変更して、展望台(ワット・プラタート・プカオ)に向かいました。
上の写真のように、ゴールデントライアングルが一望できます。
私達が立っているのはタイ。手前の島はミャンマー。更に向こう側の土地はラオスです。
そして、興味深いのは展望台のすぐ上にあるお寺ワット・プラタート・プカオ。
お寺自体は老朽化していますが、お寺の一角に、日本語の石碑が建っていました。
ナント書いてあるのだろうとよく見てみると、タイとビルマの戦争で亡くなられた方々のご冥府をお祈りするとの石碑が。
こういうのは重要だと思いますね。
チェンマイの各ホテルで解散
約4時間ぐらいのドライブで、チェンマイに帰ってきました。
途中、土産物店にてトイレ休憩がありました。
トイレ休憩時のトイレの中で見つけたのがこちらの張り紙。
さすがにトイレに頭をツッコム人は…と心の中でツッコミました。
さすがに4時間のドライブは疲れました。
ホテルに帰ってきたのは20時半ごろ。
ホテルの近くでサクッと夕食をすませて、早めに寝ました。
ゴールデン・トライアングル・ツアーに持参がオススメ
- パスポート
- サングラス
- 露出の少ない洋服
女性の場合は、ホワイトテンプル入場時に服装をチェックされます。長いスカートか長ズボンなど、露出の少ない格好がおススメです。 - 酔い止め
ツアーの運転手の運転がかなり荒いので、酔いやすい方は酔い止めが必須ですね。
ゴールデン・トライアングル・ツアー、こんな人におすすめ
首長族・ホワイトテンプル・ゴールデントライアングルに興味がある方全てにオススメです。
かなりの長時間車に乗るのは疲れますが、ホワイトテンプルやゴールデントライアングルは1度は見ておいてもいいと思いました。
英語のツアーの場合、人によって解説内容に差があるようなので、英語ガイドに参加する場合は事前に「地球の歩き方」などを読んでおいたほうがいいかもしれませんね。
私達の英語ガイドは説明が少なかったので、解説が少し物足りなかったです。