緑の湖で有名な世界遺産プリトヴィッツェ国立公園。
クロアチアに行ったらぜひ訪れたいという方も多いのでは?
私も、クロアチアを訪れるメインの目的のひとつはプリトヴィッツェ国立公園。
冬はベストシーズンではないものの、スプリットからプリトヴィッツェ公園に行ってきました!
本記事では、クロアチア・スプリット(Split)から、乗合バスでプリトヴィッツェ国立公園へ行く方法について紹介します。
夏季であれば、スプリットから日帰りツアーが40€で催行されているのでツアーに参加したほうがいいと思いますが、冬季はどのツアー会社もお休み。
レンタカーでいくか、公共バスを使って自力で行くしかありません。
実際に日帰りをしましたが、移動にかけた時間は8時間。
本命プリトヴィッツェ公園の見学時間はたったの1時間半!!!
見学はかなり慌ただしく、ただひたすらにバスに乗っていた、修行のような日帰りのバス旅でした。
冬季にプリトヴィッツェ公園に行こうと考えている方へ!
運転免許を持っている&少しぐらいの雪道であれば大丈夫という方は、レンタカーでの見学を強くおすすめします!
もしくは、公園近くのホテルで一泊することをおすすめします。
- プリトヴィッツェ公園へ日帰りするためのバス便
- プリトヴィッツェ公園行きバスチケットは事前予約必須!
- スプリット発プリトヴィッツェ公園行きバスの乗り方
- PROMET社のプリトヴィッツェ公園行きバスは旧式
- 長い!プリトヴィッツェ国立公園まで約4時間半のドライブ
- プリトヴィッツェ国立公園のバス停は茶色い小屋
- 不安を煽る!予約できない帰りのバス
- 結論:プリトヴィッツェ公園を楽しみたい人はレンタカーを借りる、もしくは公園付近で一泊を!
プリトヴィッツェ公園へ日帰りするためのバス便
プリトヴィッツェ公園にバスで行くには、スプリットからザグレブ行きのバスに乗車し、プリトヴィッツェ公園駅前で下車します。
上の写真が、2018年12月にスプリットのバスターミナルで掲示されていたプリトヴィッツェ公園行きバスの時刻表です。
表の左側が、スプリット発の時刻表。
スプリットの発車時刻とプリトヴィッツェ公園への到着時間を示しています。
プリトヴィッツェ公園行きのバスは、1日に4便が運行されています。
表の右側は帰りの時刻表。
つまり、プリトヴィッツェ公園を出発し、スプリットへの到着時刻を示しています。
スプリットからプリトヴィッツェ公園へ日帰り観光するためには、下記のバスに乗車することが必須条件です。
- 行き:スプリット発 8時30分 ー プリトヴィッツェ公園着 12時30分
- 帰り:プリトヴィッツェ公園発 14時30分 ー スプリット着 18時50分
プリトヴィッツェ公園行きバスチケットは事前予約必須!
バスチケットはオンラインでも購入できるようですが、便によってはオンラインで表示されない、もしくは売り切れ表示になっており、私は日帰りに必須条件となる朝8時30分発の便をオンライン予約できませんでした。
確実なのは、フェリー売り場のすぐ近くにある長距離専用のバスターミナル(Google マップ)で乗車券を事前に購入しておく方法です。
数日先のチケットも窓口で購入することができるので、予約料金が余計にかかりますが早めの予約が絶対にオススメです。
特に朝8時30分発のバスは、日によっては前日であっても既に売り切れでした。
運賃は大人片道が140Kn。
バスターミナルで購入すると、予約料金として5Knが追加加算されます。
支払いは現金のみです。
スプリット発プリトヴィッツェ公園行きバスの乗り方
乗車するバスは、ザグレブ行きのバスに乗り、途中プリトヴィッツェ公園の駅で下車する形になります。
フェリーターミナル前にあるバスターミナルでは、ザグレブ行きのバスを探します。
遅くとも出発時刻の15分ほど前には、フェリー乗り場のすぐ近くにあるバスターミナル(Google マップ)にてバスがやってきます。
参考までに、バスターミナル内にお手洗いはありますが、有料(4Kn)です。
荷物がある場合は荷物を預けてバスに乗車します。
荷物を預ける場合は有料です。
バスは自由席。
出発時刻になると乗務員がやってきて、全員の乗車券をチェックした後、プリトヴィッツェ公園に向けてスプリットを出発しました。
PROMET社のプリトヴィッツェ公園行きバスは旧式
発車時刻によって運営している会社が違うので、一概には言えませんが、朝8時半発(PROMET社運営)のバスの設備はシンプルです。
少し古めのバスと言う感じで、WiFiや電源口はありません。
必要に応じて、携帯電話の充電バッテリーなどを用意しておきましょう!
長い!プリトヴィッツェ国立公園まで約4時間半のドライブ
午前8時半にスプリットを出発し、到着したのは13時。
定刻では12時半に着くことになっていましたから、定刻より30分遅れです。
プリトヴィッツェ公園まで、途中何箇所かのバスターミナルに立ち寄り乗客を降ろしながら、バスは雪山のなかを進んでいきます。
バスは長距離バスでありながら、地元の人たちの生活の足にもなっているようです。
バスに乗っているだけで、地元の人たちの生活の一コマが見えてきます。
野菜を抱えたおじいさんが乗ってきて、何もない寂れた村で降りていったりと、ローカル感がハンパないです。
長距離バスなのに、田舎のローカルバスのような雰囲気です。
乗客はどうも事前に運転手のところに行って、ここで停めてほしいとお願いし、降ろしてもらっているようでした。
当然、停車ボタンなるものも何もありません。
時速100km近い速度で走る高速バスの中を乗客が立って移動することにも驚きですが、停車場所がかなりのマニュアル運用されている部分にも驚きです。
余談ですが、この高速バス、満席の場合は立ち乗りしている人までいました。
日本やアメリカでは絶対に考えられないので、高速バスに立ち乗りしている姿はかなり衝撃的な光景でした。
12時30分ごろに約25分のランチ休憩までありました。
ランチ休憩ですが、レストランでランチを食べることもできます。
しかし、レストランでランチを食べるには25分は短いです。
他の乗客の人たちと同じ様に、食べ物を持ち込むことをおすすめします。
プリトヴィッツェ国立公園のバス停は茶色い小屋
冬季も開いているエントランス1の前に二つ茶色の小屋が建っています。
ひとつはザグレブ方面行き、もうひとつはスプリット方面になります。
ザグレブ行きは駐車場側の道路沿いにあります。
エントランス側にあるのは、スプリット方面行きのバス停です。
バス停と書かれていないので不安になりますが、大丈夫です。
上記の茶色い小屋の前に停まります。
不安を煽る!予約できない帰りのバス
プリトヴィッツェ国立公園からの帰りのバスは予約することができません!
スプリットのバスターミナルで複数の人に何度も聞いたので、確かな情報です。
すごく私を不安にさせました。
例えば、満員バスが来たら、何もないプリトヴィッツェ公園の前で取り残されるのではと心配になります。
夏場はどうかわかりませんが、幸い12月31日の14時20分発のバスは、半分くらいの乗車率で席があり、問題なくバスにのることができました。
ちなみに、バスは25分遅れで、プリトヴィッツェ公園バス停に到着しました。
予想していたことですが、冬季に訪れる場合はバスが遅れていると、ひたすら外でバスを待つことになるので、暖かい格好で行きましょう。
帰りのバスの運賃は、プリトヴィッツェ公園からスプリットまで大人140Kn。
バスに乗車した後に、現金で支払います。
お釣りももらえます。
ちなみに、乗合タクシーのようなミニバンがバス停の前に待っていたので、もしバスを逃した場合は乗り合いタクシーを使うことになると思います。
他のインターネットの情報によると、乗り合いタクシーだと2.5時間でスプリットまで戻ることができ、料金はバスより少し高めとのことでした。
結論:プリトヴィッツェ公園を楽しみたい人はレンタカーを借りる、もしくは公園付近で一泊を!
バスでのプリトヴィッツェ公園の訪問は、正直辛いです。
片道4.5時間かけて公園まで行き、観光は1時間半弱、帰りはバス4時間という修行のようなスケジュールは、かなり疲れました。
しかも、バスの時間が気になって、観光も十分楽しめなかったというのが正直な感想です。
プリトヴィッツェ公園までの道路は雪道もありましたが、道路がキレイ、雪かきがしっかりされていた、山道もそんなにカーブがきつくないので、レンタカーを借りて訪問するのを強くおすすめします。
スプリット市内には、いくつかのレンタカー会社がありましたので、レンタカーの検索サイトで価格比較を行うことをおすすめします。
なおその際、冬場のレンタカーは、雪用のタイヤを選択するのがオススメです。
もしくは、プリトヴィッツェ公園近辺でホテルを予約して1泊することをおすすめします。