インドの色々なカップルの結婚を通して、インド社会を描く社会派ドラマ「メイド・イン・ヘブン」を観ました。
実は私の人生にも、インドという国は大きな影響を与えていて、世界に興味を持ったきっかけは学生時代の数カ月間のインド滞在だったし、アメリカのIT企業で働くと多くのインド人同僚と働き、イギリス留学ではクラスの20%はインド人クラスメイトだったりと…
私の周りにはインド人がたくさんいて、自分の目と彼らからの話を通して、私なりにインドをみてきました。このドラマでは、どうインドが描かれているんだろうという好奇心から観てみることにしました。
実際に見た感想は、インド社会は日本よりもっと複雑だと感じました。
私がインドを知らなかっただけかもしれません。
結婚というひとつのイベントを通してインド社会をみただけでも、これだけ色々なストーリーがあるって…と、感じました。
複雑?未知?だからこそ、インドは外国の人に魅力的な国なのかもしれませんね。
- インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」のあらすじは?
- インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」の評判は?
- インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」を実際に見た感想は?
- インドの結婚・婚約事情は?
- インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」はこんな人にオススメ
- インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」を視聴する方法は?
インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」のあらすじは?
引用:Amazon Prime
インドの裕福な家に嫁いだ女性と、一緒にウェディングサービス会社を経営するゲイの男性の二人が主人公です。
毎話ごとに違うカップルの結婚式に関するエピソードが紹介されていき、インド社会の実態があぶり出されていきます。
例えば、政略結婚、昔の慣習による儀式、貧富の差による生活や価値観の差、熟年再婚、持参金取引、処女検査…
そして、LGBTにはまだ理解が進んでいないインド社会の様子。
こんな少し重ためのトピックが、結婚エピソードとともに描かれています。
同じアジアといえども、まだまだ日本人にとっては未知の国インドの様子が垣間見えるそんなドラマです。
言語は、英語とヒンズー語らしき言葉が混じっていますが、アマゾンプライムならば日本語の字幕が書かれているので、 内容は理解しやすいです。
インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」の評判は?
引用:Amazon Prime
配信しているアマゾンでの評価はかなり高い!
面白いという声が多いものの、月9の恋愛ドラマのようにドキドキする要素は少なく、もっとシリアルな雰囲気だという感想を述べている人が多いです。
また、LGBTQがドラマのテーマのひとつなので、そのシーンについて言及している人も多いですね。
私はそういうものだと思って観たので、別に何も感じませんでした。
アマプラで「メイド・イン・ヘブン〜運命の出会い〜」を観た。非常に面白かったが、インドのデリーが舞台なのに英語で会話してるのと、ドラマ内で同性愛者の性行為が犯罪として取り締まられるのにも関わらず、その手のシーンが頻出するのが気になった。演じるだけなら良いのかな。
— まかれな (@makarena3) April 26, 2019
Amazon Prime Videoのインドのウエディングプランナーの話 メイド・イン・ヘブンをようやく見終わった(8話なのに2ヶ月位かかった)。毎回綺麗な服で、昭和のお昼のドラマのようなドロドロ話。凄く楽しかった。https://t.co/TuNBTrbMB4
— koike moyashi (@koike_moyashi) September 30, 2019
インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」を実際に見た感想は?
引用:Amazon Prime
面白いけど、盛りだくさんのテーマが盛り込まれすぎていると感じました。
もう少し、ひとつひとつのテーマを掘り下げてほしいなというのが感想。
だんだん慣れてきましたが、最初は少しこの物語展開についていけませんでした。
ただ、毎話ごとに、最後の方にそのエピソードのまとめのナレーションが入っており、そのナレーションは考えさせる内容になっています。
例えば、エピソード1ではこのまとめナレーション。
「儀式の間招待客は花嫁の品定めをする」
まさにそのとおりですね…
私は結婚式というイベントに、その意味と重要性を感じなかったので、家族だけの最低限のものにしましたが、結婚式って何なんだろうかとも考えさせられました。
そんな私でも、結婚写真だけは撮影しておくべきだと思います。
辛いときの心のよりどころになるように。
話を戻します。
このドラマに出てくるのは主に、リッチな人たちなので、インドの大衆の実態からはかなり離れていそうです。
みんなおしゃれな洋服を来ていますし、バッチリメイクしています。
私がインドに滞在していたときは、洋服を着ている人なんて本当にごく一部でみんなサリーかパジャマみたいなインドの格好でした。
さらに、胸元が大きく開いた洋服なんてもってのほか!
白い服だって着ては駄目だといわれていましたが、このドラマに出てくる人たちは、日本やアメリカで見かける若い人と変わらない格好をしている…
これが今のインドの姿なんだろうか…と感じました。
主人公の女性は比較的貧しい家庭の子供で、裕福な男性と結婚しているのですが、その夫婦間のいざこざも興味深い。
不妊・不倫・貧富など…いろいろな問題がこのカップルに起こっています。
そして、もうひとりの主人公の男性は、ゲイであるがゆえに、家族を含めた社会から厳しい対応をされて苦しんでいる、でも勇気ある男性。
アメリカ西海岸なんて、ゲイは普通でみんなあまり気にもしないのに、インドではこんな対応なんでしょうか…同じ地球でも、こんなに違うのかとびっくりしました。
各カップルの話に、主人公二人の生活のいざこざも出てくるので、後半はちょっと物語を消化するのが大変になってくるかもしれません。
その分、インドの多くのことを見て学ぶことができます。
私も、学生時代に何ヶ月間もインドに滞在していたり、インド人の同僚が多い環境で働いてきたこともあって、このドラマをみながら、インドでの旅の思い出や、あのときのインド人同僚はこんなこと言っていたけどこういう意味だったのか、と考えながら、ドラマを見ていました。
インドの結婚・婚約事情は?
このドラマを観て、インドの結婚事情に興味が出てきてちょっと調べてみました。
2019年12月のCBSの記事によると、インドのお見合い結婚率はなんと90%以上!
1度もあったことがない相手と結婚するものの、離婚率はたったの1%(アメリカの離婚率は50%)。
驚異的な、結婚の維持率です。
CBSもコメントで述べていますが、社会や家族からのプレッシャーもあり離婚はできないようですね。
たしかにその様に、メイド・イン・ヘブンでも述べられていました。
そして、その結婚式も豪華!5日間にも渡って結婚式が行われ、招待客は少なくて500人、多くて2000人にもなるとのこと!
大富豪にもなるとビヨンセを何百億円も払って呼び寄せて、ショーをしてもらうようです。もう、もはや一大イベントですね。
詳しく知りたい方は、コチラのCBSの記事が参考になりますよ。
インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」はこんな人にオススメ
このドラマのオススメ度合いですが、私は全体的には中の上かなと思います。
めちゃくちゃおもしろい、というよりは、快適にインドのことを少し学ぶことができたという感じです。
正直にいうと、このドラマは見る人を選ぶ気がします。
「アップロード」のような万人受けするストーリーと言うよりは、「ビッグ・リトル・ライズ」のようなドラマが好きな人にオススメです。
さらに、インド文化に興味がある人には特にオススメです。
インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」を視聴する方法は?
引用:Amazon Prime
インドの結婚式ドラマ「メイド・イン・ヘブン」ですが、Amazonプライム会員限定の動画作品です。
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1ヶ月に換算すると410円。
スタバのコーヒー代以下です。
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