半日ほど、モロッコ・メルズーガという小さな村を徒歩で歩いて回りました。
日本の生活とは街の様子がかなり違っていて、完全に別世界。
本記事では、メルズーガの街の様子・治安・行き方について紹介します。
- 1分でわかるモロッコの砂漠の町「メルズーガ」
- モロッコ・メルズーガの基本・詳細情報とアクセス方法
- モロッコ・メルズーガの街の様子と雰囲気
- モロッコ・メルズーガの治安は?
- モロッコ・メルズーガへの行き方・アクセス方法
- モロッコ・メルズーガの天気・気温・服装
- モロッコ・メルズーガで見られる日の出
- モロッコ・メルズーガの砂漠ツアー
- メルズーガはこんな人にオススメ
1分でわかるモロッコの砂漠の町「メルズーガ」
モロッコ・メルズーガの基本・詳細情報とアクセス方法
メルズーガは、モロッコのサハラ砂漠の中にある小さな村です。
Erg Chebbi(タイトル下の写真)と呼ばれる砂丘が有名で、多くの観光客が砂丘を体験するためにメルズーガを訪れます。
場所はアルジェリアに近い場所にあり、マラケシュから約560km離れています。
モロッコ・メルズーガの街の様子と雰囲気
日本ではこんな街は見たことがないというぐらい、別世界です。
街のメイン道路だけはアスファルトで舗装されていますが、他の道路は土のまま。
車が通ると砂埃が舞い上がり、歩行者も砂ホコリでまみれてしまいます。
よく見てもらうと、道路の両端の植物も砂ホコリで茶色くなっていますよね。
砂漠の街らしく、街はカラカラに乾燥しきっていました。
ただ、そんな土地でも砂漠の中で野菜作りをしている人たちがいました。
スゴイです。
こんな乾燥したところでも、野菜を作っているんだ!と感動しました。
収穫した野菜をモロッコ版の軽トラに乗せて、各家庭を回っている八百屋もみかけました。
よく話を聞いてみると、場所によっては地下水が溜まっている場所があるとのこと。
その地下水を活用しながら野菜を作っているのかもしれませんね。
また、昼過ぎになると学校が終わったと思われる子どもたちの姿も見られました。
遠くから、「チャイナ〜」とかいう声が聞こえていたので、アジア人である私たちに話しかけていたと思います。
手をふりかえして応えました。
一応、彼らが接する初めての日本人かもしれませんから、感じよく対応しました(笑)
上の写真のメルズーガの目抜き通りと言える通りには、いくつかのレストランやお店が並んでいますが、期待はしないでくださいね。
ランチを食べようかと思いましたが、なんとなく気乗りがしなくて、結局ランチは食べませんでした。
サハラ砂漠の果ての街らしく、かなり寂しい感じはありますが、路上でバッグや小物を売っていたりしました。
また、少し歩くと銀行があり、両替やATMで現金の引き出しができます。
両替の待ち時間は長いです。
しかも順番があいまいなので、自分はどの人の後かを覚えておかなければいけません。
両替よりはATMでお金をおろしたほうが時間の節約になると思います。
私は結局ATMを利用して現金をおろしました。
モロッコ・メルズーガの治安は?
特に危ない感じもしませんでしたが、夜は真っ暗でどこに何があるかもよくわからないので、あまりで歩きたいとは思いませんでした。
もし、メルズーガへの到着が夜であれば、ホテルの人に迎えを頼んだほうがいいと思います。
昼間、街を歩いている限りではそんなに危ない感じではありませんでした。
ただ、街の目抜き通りを外れると住宅街になっているのですが、住宅街にはほとんど人が外にいない…
おそらく家の中から見られているんだと思いますが…人がいなさすぎて、ちょっと怖かったです。
住宅街の中はウロウロせずに、早足で通り過ぎました。
なお、メルズーガ近辺では、地元の男性が観光客の女性を誘惑してお金を巻き上げるといったケースも増えているようです。
特に、女性の方は気をつけてくださいね。
砂漠ツアーを案内してくれたお兄さんは日本人の恋人がいたけど…と話をしていました。
思い返してみると、あれもそういった類の話しだったんでしょうか…。
他の観光客達はあの話は怪しいって言っていました。
いい人そうだったんですが…真偽は不明ですが、真実の愛だったことを祈ります!
某TV番組「あいのり」みたいになっちゃいましたね。
モロッコ・メルズーガへの行き方・アクセス方法
メルズーガまでは長距離バスが一般的ですが、タクシーを使う方法、飛行機を使う方法があります。
ここでは、実際に利用した長距離バスとタクシーについて紹介しています。
メルズーガ・マラケシュ間の移動方法・アクセス方法
長距離バスが走っています。
料金は240DHで、時間は12時間。
マラケシュ発の場合は、午前8時半発になるので景色を楽しみながら向かうことができる、昼間なので少し安全そうというメリットがあります。
女性の一人旅と思われる方も何人かバスに乗っていました。
こちらのバスは、予約必須です。
マラケシュの鉄道駅横にあるバスセンターで予約をすることができます。
12時間と聞くとかなり大変そうです。確かに大変ですが、途中山を超えていったり、グランドキャニオンのような崖を通っていったりとモロッコの絶景を楽しむことができるので、意外と悪くないです。
ただし、運転が荒いんですよね…。車酔いをする方は、酔い止め必須です。
メルズーガ・フェズ間の移動方法・アクセス方法
夜行バスかタクシーになると思います。
他の旅人と話してみると、多くの人がフェズ発メルズーガ行きの夜行バスに乗っていたので、安全性は大丈夫だと思います。
私は、逆にメルズーガからフェズに向かいましたが、こちらも夜行バスだけの運行です。
個人的には夜行バスは時間が節約できますが、やはり体力的には辛い。
眠れないこともあるので、夜行での移動は飛行機でもバスでも苦手です。
色々と調査をしてもわからなかったので現地で聞き込みを行ったところ、メルズーガからフェズまで向かってくれるタクシーがあるとのことだったので、タクシーをチャーターして向かうことにしました。
▶メルズーガからフェズまでタクシーをチャーターした詳しい体験談はこちら
モロッコ・メルズーガの天気・気温・服装
一年を通して温暖な気候です。
砂漠の中にあるだけあって、一年を通してかなり降水量が少ないです。
一年を通した気温は、こちらの記事にあるグラフがわかりやすいです。
冬は最高気温が16度〜17度、最低気温が2度〜3度。
冬は日中は長袖一枚で大丈夫ですが、夜は暖かい格好が必要です。
砂漠でキャンプをしたのは12月でしたが、夜は寒くて眠れませんでした。
なお、冬でも日差しが強いのでサングラス&日焼け止め(気になる人)は必須です。
一方で夏は、最高気温が40度を超えます。
かなり暑いでしょうね。
メルズーガを訪れるベストな季節は、10月から2月。
気温もマイルドで、砂嵐も少ないことから、ベストな時期と言われているようです。
モロッコ・メルズーガで見られる日の出
メルズーガで見た日の出は、今までの人生でも記憶に残るぐらい美しいものでした。
廻りに建物がないので、ホテルの屋上に登って日の出を拝みましたが、砂丘の方角からあがってくる太陽は美しかったです。
そして、砂丘の真ん中で見る日の出はもっと美しかったです!
モロッコ・メルズーガの砂漠ツアー
観光客がメルズーガを訪れる目的は、この砂漠ツアー。
日帰りのものから1泊2日・2泊3日など種類があり、ラクダなのか車なのかによっても訪れるコースや料金が違います。
おそらく最も人気なのは1泊2日のラクダといくキャンプツアー。
砂漠の真ん中で夕焼けを見て、砂漠の真ん中でタジンを食べて、星空の下でキャンプファイヤー。
そして、常設テントで寝て、朝7時半頃に朝日を見ます。
これは、正直寒くて辛かったですが、やっぱり行ってよかったと思います。
ラクダがあんなに乗りづらい&思っていたよりも高くて怖い!ものだと経験して初めてわかりました。
メルズーガはこんな人にオススメ
メルズーガにはほとんど、観光資源と言えるようなものはありません。
あるのはただ砂漠と、そこで住む地元の人の生活だけ。
それでも、日本では見ることができない美しい景色や、砂漠の村で住む人々の日常を垣間見ることができます。
ぜひ、自然が好きな方、砂漠を見てみたい人は行ってみてください。
あまりの砂丘の美しさに、見とれてしまいます!
私たちが宿泊したのはKsar Bichaですが、メルズーガには約50件のホテルがあります。
予算と好みに合ったホテルをどうぞ。
モロッコでは、モロッコスタイルのホテル「Riad(リヤド)」がおすすめです。