クロアチアの世界遺産「スプリット(Split)」の市内バスの利用方法について紹介します。
- 1. スプリット観光の拠点となるバス乗り場は3つ
- 2. 運賃はバス乗車時に、運転手に現金払い
- 3. ルートはバス会社のサイトで調べる必要あり
- 4. 平日と週末でバスのダイヤが大幅に変わる
- 5. スプリットの公共バスは20分は遅れる(ことが多い)
- 6. バスのダイヤの読み取りは少し注意が必要!
- 7. スプリットの市内バスは無料Wi-Fiつき!
- さいごに
1. スプリット観光の拠点となるバス乗り場は3つ
観光客がよく利用すると思われるスプリットのバス停は大きく分けて3つあります。
- 長距離バス用のバス停(フェリー乗り場の正面、Google マップ)
- ローカルバス用のバスターミナル(Google マップ)
- 旧市街のバスターミナル(HNT、Google マップ)
その他にも多数の路上バス停がありますが、観光客が利用するのは大きく上の3つだと思います。
ザグレブやプリトヴィッツェ国立公園行のバスは1番のバスターミナル。
スプリット近郊行きのバスであれば、上の2番か3番のバス停を利用することになります。
旧市街のバスターミナル、いわゆるHNTはPRIMA書かれたビル前(Google マップ)にあります。
2. 運賃はバス乗車時に、運転手に現金払い
バスにのる際に、降りたい駅名を運転手に伝え、運賃を現金で支払います。
ぴったりの現金がなくても大丈夫、お釣りももらえます。
運賃を支払うと、写真のような乗車券をもらえるので、乗車中はキープしておきます。
3. ルートはバス会社のサイトで調べる必要あり
昨今、多くの街のバス情報がGoogleマップに表示されていますが、残念ながらクロアチア・スプリットのバス情報はGoogleマップに表示されません!(2018年12月現在)
従って、スプリットのバス情報は現地の人に教えてもらうか、自分で調べるしかありません。旅行者泣かせです。
自分で調べる場合、バスのルートはスプリットのバスを運営するPROMET社の公式サイトで調べることができます。
City Network(市内)とSuburban Netowrk(郊外)の2種類があるので、目的地に応じてCityかSuburbanを選んで地図を確認しましょう。
地図にバス停の名前と番号が書かれているので、どの番号のバスに乗ればいいかを確認します。
観光客の方が利用する可能性がある例でいうと、例えばGame of Throneの撮影に利用されたKlis FortはSuburbanに該当しており、22番のバスです。
4. 平日と週末でバスのダイヤが大幅に変わる
公式サイトとバス停に、バスのダイヤが表示されています。
注意する必要があるのは、平日・土曜日・日曜日で運行ダイヤが変わること。
便によっては、土曜日、日曜日はバスの本数が激減します。
ご注意ください!
参考までに、PERONとはクロアチア語でPlatformの意味。
上記の写真は、34番のバスが6番のバス乗り場から発車することを示しています。
5. スプリットの公共バスは20分は遅れる(ことが多い)
1時間半、バス停で座っていると、どのバスがどれくらい遅れているかがわかるようになります。
番号によっては時間どおりに来ているものもありましたが、多くのバスは20分ぐらい遅れて到着していました。
スプリットのバスを利用する際は、時間通りにバス停に行きつつ、バスが20分〜30分は遅れる可能性も考えたほうが良さそうです。
6. バスのダイヤの読み取りは少し注意が必要!
18番のように頻繁にバスが運行しており、規則的に運行しているものであれば大丈夫ですが、モノによってはかなりバスの運行スケジュールの読み取りが難しいものがあります。
"do"とか"od"とか書かれている場合は特に注意が必要です。
例えば、上の写真の22番の時刻表。
私はこれが理解できずに、1時間半もバス停で待つことになりました。
写真を見ていただけると、日曜日のバスの運行情報が時間帯によって "do HNT"だったり"? HNT"と書かれているのがわかると思います。HNTとはあるバス停の名前です。
これらは、それぞれ下記のような意味をあらわしている(ようです)。
- do HNT = to HNT (HNTへの出発時刻であることを示す)
- od HNT = from HNT (HNTからの出発時刻であることを示す)
日曜日の13時にバスがくるかと思って、HNTのバス停で待っていたのですが、全く来ません。
バスが来たのは14時20分。od HNTと書かれている時刻です。
つまり、13時は22番のバスが、どこか他の場所からHNTに向かってバスが出発する時刻という意味だったようです。
HNTから出発するバスは、od HNTと書かれているもの、つまりバスは14時20分発であると理解する必要がありました。
7. スプリットの市内バスは無料Wi-Fiつき!
バスの時刻表が難しかったり、遅延もかなり多めのクロアチア・スプリットの市内バスですが、なんと無料Wi-Fiがあります。
メールやLINEをチェックするぐらいは問題なく、簡単にストレスなくできました。
最初の接続時に広告が出てくるので少し驚きますが、無料Wi-Fiが提供されているのは嬉しいですね!
さいごに
本記事では、スプリット近郊を観光する際に利用する可能性があるスプリットの市内バスの利用方法について紹介しました。
市内バスが使えると、現地のツアーに参加しなくても自分で郊外の見どころにアクセスできるようになり、行動範囲が広がりますし、何より観光にかかる費用を節約できます。
思っているよりスプリットの市内バスは利用が簡単なので、ぜに利用してみてください。