海外のシェアハウスってどんなイメージですか?毎日パーティ?
留学時代を含めて、合計3年間ほどイギリスとアメリカで、現地の人とシェアハウスをしていました。海外のシェアハウスで良かったこと・困ったことを紹介します。
海外のシェアハウスのいろは
海外では、一軒家を複数人でシェアしている場合もありますし、2つの寝室があるマンションを2人でシェアしている場合もあります。
海外では学生だけでなく、社会人(20代〜50代)でもシェアハウスをしている人が多いです。理由は家賃の高騰。自分の年代や好みに合わせて、シェアの相手を幅広く選ぶことができるのもメリットです。友人の中には、カップルと家をシェアしているという人もいました。
シェアハウスの支払いは、現金かチェック(小切手)での前払い。海外なんで、一応契約書を交わします。海外では、家賃を期日通りに払わない人が多いので、家賃を期限までに支払うだけでも、ちゃんとした人として評価が上がるので不思議です。電気代などのユーティリティは、人数に応じた折半が基本です。
海外シェアハウスの体験談
私は3年間で、合計5つのシェアハウスに住んでいました。また、できるだけ2人でシェアするタイプのシェアハウスを選んでいました。短期間だけ、ロサンゼルスとロンドンで3〜4人でシェアするマンションに住んでいたことがあります。
一番居心地が良かったのは、ロンドンのシェアハウス。ヨーロッパ系女性2人とのシェアでした。私は、マスターベッドルームに住んでいたので、自分の部屋の中に自分専用のバス・トイレがあり、横にはテムズ川も流れていて眺めも良くて、居心地は最高でした。幸か不幸か他の住人とのコミュニケーションはゼロでした。
逆に、シェアハウス嫌だ!って思ったのは、台湾人の女性とのシェア。いい人で部屋・立地もまあまあ良いし、値段も良心的だったんですが、恋人を頻繁に連れてくるし、他人に厳しいので、1年間一緒に暮らしましたがストレスがたまりました。新年を一緒に過ごしたこともありますし、何回か一緒にレストランに行ったりと、いい思い出もあるんですが。。
日本人とも1度だけ暮らしたことがありますが、楽でしたね。同じ日本人同士、価値観がある程度共有できているので、短期間でしたが嫌な思いはしたことがありませんでした。むしろ、色々良くしてもらって大変ありがたかったです。
海外のシェアハウスで友達が出来たか?と聞かれると、今でも連絡をとっている人は殆どいません。ごくたまに連絡をとる友人は1人か2人かな?一緒に住んでいるときは、レストランやビーチに一緒に行ったりしましたが、住む場所が離れると自然に疎遠になりました。
海外のシェアハウスで良かったこと
1.現地の友達ができる
ルームメイトが催すホームパーティにはデフォルトで呼んでもらえるので、そこでルームメイトの友達と知り合うことができるので、自然と現地の友達を作ることが出来ます。ただ、ルームメイトとそもそも合わないと、友達の友達と仲良くできるとは思わないので、ルームメイトとの相性は重要ですね。
また、現地の情報も簡単に入手できるので、どのレストランが美味しいかといった情報や求人情報も教えてもらえます。実際、私が知人のつてで紹介した求人ポストに、ルームメイトが就職したこともありました。本当は、私が紹介してほしかったんだけど!
2.家賃の出費が抑えられるので、好きなものが食べられる
特に、アメリカ・カリフォルアニア州(シリコンバレー周辺)は驚くほど家賃が高い!普通のワンルームでも、家賃が約20万円です。家賃が高い地域に住んでいる独身の人たちの多くが、シェアハウスで暮らしています。
あまりの家賃の高さに、屋内駐車場の一画を借りている人も。。私も目撃しました。
私は、シェアハウスで暮らしたおかげで家賃が半分〜3分の1ですみ、その分食費や自分の好きなことにお金を使うことができました。
1人でアパートを借りるようになってからは、昼はお弁当・夜は自炊と、家賃にお金がかかる分、食費は減らさざるをえませんでした。
3.家族がいないと寂しい祝日も、ルームメイトと一緒に祝うことができる
特に、アメリカの11月の祝日「サンクスギビング」は家族と過ごす日なので、友人もみんな実家に帰っていなくなってしまいます。
日本に帰らなかった私はひとりぼっち。
年配のシェアハウスのオーナーが気を使ってくれてサンクスギビングの夕食会に招待してくれました。七面鳥をごちそうになり、故Steve Jobsと会ったことがあるらしく、昔の話を聞かせてもらったりといい思い出になりました。
4.家具を用意しなくていい
シェアハウスによりますが、自分の家具を持ち込む場合と、備え付けの家具を利用する場合がありました。備え付けの場合は、ベッドや机はオーナーのものを借りることができたので、自分の荷物はスーツケース2つだけ。
身軽に動けるので、交換留学や短期間の滞在用の利用には、かなり助かりました。
海外のシェアハウスで困ったこと
1.ルームメイトに恋人ができると家に帰りづらい
私はルームメイトであるオーナーに色々言われるのが嫌だったので、外で会っていたんですが、オーナーのほうに彼氏ができたときは家によく連れてきていたので、帰りづらい・いづらかったです。わざわざ、仕事帰りに時間を潰して家に帰ったこともありました。このときは、さすがに本気で引っ越そうと思いました。
2.料理をしづらい
海外のシェアハウスのオーナーの中には、キッチンを多用されて汚されたり、部屋の中に匂いが蔓延することを恐れてか、料理をあまりしない人を好む傾向にあるように思います。募集の条件に書かれていることもありました。
そもそも、自分がどんなものを作っているかを見られるのも嫌だったので、あまり料理はしませんでしたが、料理をしてもすぐに片付ける必要があり結構気を使いました。また、朝早くに料理をすると音がうるさいというオーナーもいました。
結果として、外で食べるか、スーパーで買ってきたお弁当をよく食べていました。
3.リビングなどの共有スペースでダラダラしにくい
リビングハウスは共有スペースとなっているものの、シェアの相手によっては実質オーナーが陣取っていて、テレビとかソファでくつろぐという感じではなかったですね。もしくは、誰もリビングスペースを使わないケースも結構ありました。
基本的には、帰ってきたら自分の部屋にいって、自分の部屋で電話をしたりくつろぐという感じでした。
リモートワークが許されている職場でしたが、こんな感じでリラックスできる環境ではなかったので、ほとんど家から働くことはありませんでした。
結論は、短期間の利用がオススメ
もう一度シェアハウスにすみたいかと問われたら、やっぱり私は自分のスペースが欲しいので今の回答はNOです。ただし、短期間の滞在で地元の情報や友達を作りたい、英語の勉強をしたいと思うのであれば、シェアハウスはオススメです。私も楽しい思い出がたくさんできました。
海外のシェアハウスの見つけ方
「すぐに使える、数ヶ月のアメリカ滞在先を探す3つの方法」で紹介している、掲示板・AirBnB・Craiglistでシェアハウスを見つけました。詳しくは、すぐに使える、数ヶ月のアメリカ滞在先を探す3つの方法の記事をどうぞ。
さいごに
海外のシェアハウス体験談・メリット・デメリットを紹介しました。日本人と暮らしたこともありますが、価値観が共有できているだけかなり楽です。ただし、英語を練習したい・現地の友達を作りたいと言う人は、海外の人とのシェアハウスも楽しいと思います。シェアハウスの見つけ方は、「すぐに使える、数ヶ月のアメリカ滞在先を探す3つの方法」で詳しく紹介しています。