誰でも海外旅行先で詐欺にあいたくない!
でも、どんな詐欺が横行しているかわからない。
という方向けに、本記事では私自身が遭遇した海外旅行の詐欺情報を紹介しています。
さらに、海外旅行前に見ておきたい動画「ペテン観光都市」について紹介します。
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私が経験した海外でのトラブル
今まで、30カ国以上を旅行してきて、改めて自分も詐欺にあったのではと考えると、私もいくつか思い当たるものがありました。。
少しでも、他の方の参考になればと思い紹介します。
正直、自分が気づいていないだけで、もっと詐欺にあっている気もします。
イタリア・ローマでのスリ未遂
イタリア・ローマ市内で、週末の午前中に地下鉄に乗ったときに、スリと思われる集団に狙われました。
一緒に旅行していた友人達も同様に口をそろえて言っていたので、90%以上スリだと思います。
週末の午前9時頃に、ある駅でお客さんが殆どいない地下鉄に乗った瞬間、私達と一緒に10人ぐらいの女性と子供の集団がワッと乗り込んできて、私達の周りを取り囲みました。
その時、地下鉄の車内もガラガラ、駅もガラガラの状態なのにですよ。
なぜか、自分たちの周りだけが通勤ラッシュみたいだなと呑気に思っていたのですが、地下鉄が発車する瞬間にその集団は地下鉄をサーッと降りていきました。
明らかに、行動が変でした。
よく考えてみると、地下鉄が発車するまでの1-2分ぐらいの間に、地下鉄の車内で私達の財布等を盗み、地下鉄が発車する瞬間に地下鉄を降りて、私達が追いかけることができないようにしていたのだと思います。
幸い、友人全てがカバンの口を抑えていたので、何も被害がなかったのですが、あれは悲しいかな子供も含んだスリ集団だったと思います。
スペイン・バルセロナでのスリ目撃
バルセロナの市街を土曜日の午後2時頃歩いている際に、「スリだ!」という大声が聞こえました。
すぐに、大人が何人か走り抜けていって、これは事件だと察知しました。
そもそもその通り自体が、人通りがそれなりに多い通りだったことが、私を余計心配にさせましたね。
町の人達も「あぁ」みたいな感じで見ていて、日常的に起こっているんだろうなと感じました。
私の友人もバルセロナのバスの中でスリにあっています。
とにかく、バルセロナを訪れたことがある人の多くはスリにあっているか、目撃しているぐらい、スリが多い街です。
気をつけておきましょう!
▶バルセロナのスリ集団に関する動画を見て、スリ対策を予習する
チェコ・プラハのホステルでの窃盗
美しい街プラハを、友達5人で旅行していたときに、貧乏旅行だった私達はホステルに泊まることにしました。
実際に宿泊した部屋は、20人位入るような男女共用の大部屋。
ホステルも部屋の感じも良かったので、友人の一人は油断したのかブランド物のバッグを足元に置いて寝ていました。
その友人が朝起きたら、バッグとその中身が全てなくなっていました。
ホテルの人にも従業員に聞いてほしいとお願いしましたが、まったく取り合ってもらえず。
結局、泣き寝入りとなってしまいました。
クロアチア・スプリットでの合計金額の水増し詐欺
観光客が訪れるスプリットのパン屋で、合計金額の水増し詐欺にあいました。
2回同じ店でパンを買って、2回とも合計金額の水増しをしてきたので、あのパン屋のレジ担当は常習犯と思われます。
幸い、パンの価格は表示されているので、しっかり購入して料金を払うときに、合計はいくらになるかを自分で計算しておくべきです。
もしおかしいなと思ったら、「レシートをください(Receipt, Please)」と伝えてください。
相手も詐欺をしているという意識があるので、レシートを返すときに「Sorry」と言って、ごまかした釣り銭をコソッと出してきます。
マレーシア・ペナンでのトランプ詐欺未遂
これを未遂と言っていいかわかりませんが、実際にすごく怪しいと感じたので、参考のために私の経験談を紹介しますね。
マレー半島を、タイ・バンコクからマレーシア・クアラルンプールまで電車で一人旅をしていたときに、途中ペナン島に立ち寄りました。
ペナン島に行くためのフェリー乗り場で、話しかけてきた普通の人に見えた中年男性がいました。その中年男性は話がはずむにつれて、こう誘ってきました。
「自分の子供が東京のXX大学(具体的な大学名)に留学する予定なので、日本のことを知りたがっている。自分の家に来て、一緒にご飯でもたべながら日本のことを教えてくれないか」
こちらは一人だし、知らない人の家に行くのは怖いなと思って断りました。
その時は、親切な人の誘いを断って悪かったかなと申し訳ない気持ちにもなっていました。
しかし、トランプ詐欺にあった他の方の実話を読んでいると、少し私のケースと似ているので、渡しの場合はトランプ詐欺という確証はないですが、かなり怪しかったと思います。
もしかして、本当に良い人だったらごめんなさい。
会話をしている際は、大学名を具体的にあげてきたので、こちらも本当の話かなと、うかつにも相手を信用してしまいました。
当たり前のことなんですけど、いざとなると油断してしまうものですね。反省。
アメリカのレストランでの請求金額間違い
意図的なのかわかりませんが、少なくともアメリカのレストランの請求金額が違っているのは日常茶飯事です。
意図的に水増ししているレストランもあると噂ではききます。レストランの精算時に、
自分たちが頼んだメニューと金額をチェックし、少しでも疑問があったら店員に尋ねてくださいね。
アメリカでのクレジットカードスキミング犯罪
アメリカでは、自分のクレジットカードに身に覚えのない請求がくることは、残念ながらよく起こります。つまり、スキミング犯罪でクレジット番号がどこかで盗まれていることを意図しています。
大抵、10ドル以下の少額の請求を複数月にわたって請求してくることが多いです。駐車場の料金だったり、アプリの課金という形だったり。
海外旅行後はクレジットカードの明細は、毎月チェックしておき、怪しいものがあったらクレジットカード会社への迅速な問い合わせがオススメです。
アメリカでもありますし、台湾でスキミングをやられたのでは、という経験もあります。
アメリカでの車上荒らし
実際にやられたことはないですが、車上荒らしにあわないために、車の中にはお金になりそうなものは置かないでください!
iphone、パソコン、ブランドバッグ等は狙われます。
アメリカでは、車を離れる際は荷物を持っていくか、後ろのトランクに入れるかが常識です。
私の知人は、車の中にハンドバックを残して犬の散歩に5分ほど行った間に、車の窓が割られ、中のバッグがまるごと盗まれました。
もちろん、バッグもお金も戻ってきませんでした。
例えば、レストランで食事をする際、レストランの駐車場に到着してから、荷物を後ろのトランクに移動させている人もいますが、事前にどこか他の場所で移動させてからレストランに到着するのをオススメします。
後ろのトランクに大事なものを入れているよと泥棒に教えてあげているようなものですから。
アメリカでの詐欺対策は下記の動画がとても勉強になります。
詐欺の手口を知っておくとこちらも詐欺に気づくことができますからね。
▶ラスベガスでのよくある詐欺の紹介動画をみて、詐欺対策をする
▶ニューオリンズでのよくある詐欺の紹介動画を見て、詐欺対策をする
▶ニューヨークでのよくある詐欺の紹介動画を見て、詐欺対策をする
海外旅行先での代表的なトラブル事例は要確認
海外邦人安全協会のWebサイト に、旅先での代表的なトラブル事例がわかりやすくまとめられています。
下記16のトラブル事例が、それぞれわかりやすくまとめられているので、旅行前に一読しておくことをオススメします。
- スリ
- 置き引き
- 引ったくり
- その他の窃盗手口
- いかさま賭博(トランプ詐欺):トランプを使った賭博を持ちかけられ、掛け金の支払いを要求
- 偽ガイド(偽の出迎え):空港で偽の出迎えを装い、送迎車内等で金品を強奪
- 偽警官
- ぼったくりバー
- 宝石詐欺・クレジットカード詐欺
- 睡眠薬強盗
- 首絞め強盗(羽交い絞め強盗)
- ホテルでの強盗
- カージャック
- 夜間・早朝の路上強盗
- 悪徳タクシー
- クレジットカードのスキミング犯罪
地域別の詐欺情報は地球の歩き方で
海外邦人安全協会のWebサイトでは全世界で発生している詐欺の情報を知ることができますが、各地域で流行っている詐欺情報の収集は、地球の歩き方等のガイド本がオススメです。
るるぶは、写真が多くて見やすいので好きなんですが、現地の詐欺情報が少ない気がします。
ただし、地球の歩き方を持って歩いていると、日本人だとバレバレで逆に狙われるという話も聞いたことがあるので、観光本を持ち歩く時はご注意ください!
海外でのトラブル事例を紹介した番組「ペテン観光都市」がオススメ
あのナショナル・ジオグラフィックも、海外での詐欺を題材にしたドキュメンタリー番組「ペテン観光都市(日本語字幕)」を制作・放送しています。
「ペテン観光都市」では、イギリス人ジャーナリストが、様々な都市を訪問し、観光者をターゲットとした詐欺やトラブルを自ら進んで体験し、その手口を突き止めるというドキュメンタリー番組です。
例えば、タクシーに乗ってタクシーの運転手が正確なお釣りを返してくれると「これじゃあツマラン!」といって、自ら危なそうな地域に行って犯罪に巻き込まれます。
取材対象の詐欺は色々で、路上賭博、携帯電話のスリ、安売り香水の詐欺販売、ナンパ師等々色々な詐欺が紹介されています。
番組としても面白いですが、自分が旅行に行く予定の都市の番組を見ておけば、どんな詐欺があるのか、どうやって旅行者がターゲットにされているのかがわかるので、旅行前の情報収集手段としてもオススメです。
「ペテン観光都市」で取り上げられている街
現在、シリーズ2までが制作・放送されており、下記のような都市での観光客を狙った犯罪について紹介されています。
- ローマ (Rome)
- 迷宮都市:マラケシュ (Marrakech)
- プラハのナイトライフ (Prague)
- ブエノスアイレスの偽札 (Buenos Aires)
- ラスベガスの知られざる闇 (Vegas)
- バンコクの詐欺手口 (Bangkok)
- バルセロナのスリ集団 (Barcelona)
- リオのカーニバル (Rio)
- 歴史的都市:デリー (Delhi)
- イスタンブールの詐欺師 (Istanbul)
- ニューオリンズ:マルディグラに潜む闇
- メキシコシティの特急誘拐
- ニューヨーク:激安香水の謎
- 聖地エルサレムの偽骨董品
- パリのニセ絵画
- ロンドンの携帯泥棒
- コロンビア:首都で蔓延る昏睡強盗
例えば、 「ニューヨーク:激安香水の謎」なんか興味を惹かれませんか?
私も、いつもなんであんなにブランド物の香水が安く売っている店があるんだろうと疑問に思っていました。
見事にその疑問を、体当たり調査で解き明かしてくれています。
「ペテン観光都市」の視聴方法はAmazonプライム・ビデオで
Amazonプライム・ビデオで、ペテン観光都市が公開されています。プライム・ビデオ会員であれば「ペテン観光都市(日本語字幕)」を視聴可能です。
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現在、30日間のトライルキャンペーンを実施中のようです。
1話あたり45分ですので、30日あれば全て見れそうですね。
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さいごに
本記事では、海外旅行を控えている人向けに、海外旅行の詐欺・トラブル例について紹介しました。
どんな詐欺・犯罪パターンがあるかを知っているだけで、犯罪予防になると思います。
ナショナル・ジオグラフィックが制作した「ペテン観光都市」も、その都市特有の犯罪や詐欺を知るのにオススメの番組ですよ。
なお、「ペテン観光都市」はAmzonプライムビデオで視聴可能です。