本記事では、世界遺産「アンコールワット」で有名なカンボジア・シェムリアップの観光情報を中心に紹介していきます。
アンコールワットは私も3回訪れたほど、お気に入りの遺跡のひとつです。
観光地化がかなり進んでいるので、素朴なカンボジア・素のアンコールワット遺跡群を体験したい方は、早めに訪れることをオススメします。
10数年前と比べると、明らかに町並みも変わりましたし、観光客が増えています。
- アンコールワットへの行き方・アクセス方法
- アンコールワットの街「シェムリアップ空港」の中の様子
- アンコールワットの街「シェムリアップ」への空港からのアクセス
- アンコールワットがある街「シェムリアップ」の天気
- アンコールワットの街「シェムリアップ」観光のベストシーズン
- アンコールワットの街「シェムリアップ」の通貨
- アンコールワットがある街「シェムリアップ」の物価
- アンコールワットの街「シェムリアップ」の観光に便利な宿泊エリア
- アンコールワットの街「シェムリアップ」の治安
- アンコールワットがある街「シェムリアップ」のお土産
- アンコールワットがある街「シェムリアップ」の観光スポット
- アンコールワットがある街「シェムリアップ」の洗濯情報
- アンコールワットはこんな人におすすめ
アンコールワットへの行き方・アクセス方法
アンコールワットがある街「シェムリアップ」への直行便は日本からはありません。
タイ·バンコクやマレーシア·クアラルンプールなどでの乗り換えをして、シェムリアップに到着することができます。
もし、陸路で入ってみたいという方は、タイのバンコクから長距離バス(エアコン付き)が走っています。
所要時間は9時間。
朝と昼の2食分のお弁当がついて、約3000円から4000円でした。
乗客は半分くらいは欧米からの観光客。
人気路線なので、数日前にバンコクのバスターミナルで予約をしておきましょう。
▶シェムリアップ行きバスの予約方法・乗車方法などの詳しい情報はこちら
アンコールワットの街「シェムリアップ空港」の中の様子
シェムリアップの空港は比較的新しいので、かなり快適に過ごすことができます。
広くてきれいなのですが、お店が少ないので、特に搭乗手続前に時間をつぶすには厳しいかと思います。
かなり価格が高く感じるスターバックスぐらいしか、手荷物検査場前には時間が潰せる場所がありませんでした。
一方、搭乗手続き後であれば、プライオリティ・パスで入ることができるかなりきれいなラウンジもありますし、吉野家やバーガーキングなどのファーストフードが入っている小さめのフードコートもありました。
▶プライオリティ・パスで入ることができるシェムリアップの空港ラウンジ情報はこちら
アンコールワットの街「シェムリアップ」への空港からのアクセス
空港は少し郊外にあるので、タクシーもしくはトゥクトゥクを利用することになります。
大きめのバックパック(2個)ぐらいであれば、簡易型タクシー「トゥクトゥク」でも座席に乗せてしまえばいいので問題ありません。
しかし、大きめのスーツケースの場合であれば、タクシー(車)を利用した方が良いと思います。
タクシーの場合は約$9です。
アンコールワットがある街「シェムリアップ」の天気
4月から11月は乾季。
気温もさがり、約25度くらいになります。
気候がいいだけに、ホテルの値段もあがるので、いいとこづくめとは行きませんが、天気がいいことだけは確かです。
カンボジア自体、物価もそんなに高くないので、他の季節よりは多少費用がかかりますが、乾季の季節に訪れるのもいいですね。
一方、5月から10月は雨季です。
熱帯の雨季なので、ずっと雨が降っているというよりは、午後に一時的に雨がふったり、夜中の間に雨が降ったりという感じで雨が降ります。
9月に訪れたこともありますが、雨ばかり降っているという印象はありません。
ただ、時期が悪いと、灌漑設備が整っていないだけに、雨が洪水のようになることもあるとのことですので、リスクを避けるのであれば雨季はおすすめしません。
アンコールワットの街「シェムリアップ」観光のベストシーズン
12月~2月までが、気温も比較的マイルドで雨が少ないので、観光のベストシーズン。
長期休みが取りやすゴールデンウィークに訪れたいところですが、4月~5月は気温がかなり高くなるので、できれば避けたほうがいいかもしれませんね。
私は、ベストシーズンと言われる2月上旬にアンコールワットに行きました。
気温も比較的マイルドだと言われていますが、実際はかなり暑かったです。
午後は暑すぎて炎天下の中を歩き回るのは辛かったです。
観光は午前中だけにして、午後はホテルの部屋やホテルのプールで休むという日程で観光をしていました。
夕方になると、涼しくなるので街の中を歩いたりしていました。
乾季だけに、雨が殆ど降らなかった点は助かりました。
蚊はそんなに多くなかった気がしますが、ホテルの部屋に入ってくることもあったので、蚊よけのスプレーを持っていくと安心です。
アンコールワットの街「シェムリアップ」の通貨
カンボジア観光で使える通貨は米ドル。
スーパーなどで小銭でお釣りをもらうときに、カンボジアの現地通貨「リエル」をもらいますが、それ以外のやり取りはほぼ米ドルです。
従って、日本から観光に行く場合は、銀行や両替所で日本円を米ドルに両替しておくと便利です。
カンボジアの物価はあまり高くないので、1ドル札や5ドル札を多めに用意しておくといいですよ。
正直、リエルはカンボジアを出たら両替する場所に困りましたので、リエルは現地で使い切ってしまうのがいいと思います。
アンコールワットがある街「シェムリアップ」の物価
総じて物価は安いです。
タイやベトナムの物価とあまり変わらないですが、アンコールワットがある街「シェムリアップ」は、欧米からの観光客が多い影響でカンボジアの中では、少し物価が高めです。
ホテル代は、数百円のものから1万円を超えるものまであります。
5千円も出せば、かなり高級なホテルに泊まることができますよ。
食事は、日本と比べるとやすいのですが、タイの屋台飯と比べると少し価格が高く感じるかもしれません。
フォー(ベトナムのうどん)は約200円~300円で食べることができましたし、少しおしゃれなレストランに行っても、一皿500円ぐらいです。
大人2人でお腹いっぱい食べても、2000円以下で食べることができました。
そして、驚いたのがビールが安い!
かなりの量が入ったビールも、なんと1ドル!
そして、マッサージも1ドルのところもあったり…こんな価格でマッサージをしてくれる人に給料はちゃんと払えているのだろうかと心配になりました。
アンコールワットの街「シェムリアップ」の観光に便利な宿泊エリア
シェムリアップ自体はそんなに大きくないので、宿泊する場所は限られると思います。
夜も出歩きたいという方であれば、シェムリアップの繁華街「パブストリート」の近くがいいと思います。
もし少し離れていても、トゥクトゥクを使えばいいだけなので、少し離れた静かなところに泊まってもいいと思います。
こだわりがなければ、6号線沿いのホテルがお店もあって便利だと思います。
アンコールワットの街「シェムリアップ」の治安
シェムリアップのダウンタウンであれば、そんなに危ない感じではありません。
カンボジアの人たちは基本的には親切でした。
しかし、最低限の注意は必要です。
例えば、人が少ない場所(アンコールワットを含む)に暗くなってから行くのは避けたほうがいいと思います。
また、ナイトマーケットが行われている繁華街も、スリなどがいる可能性があるので手荷物には注意を払ったほうがいいと思います。
15年くらい前に、シェムリアップに女性一人で旅行をしたことがありますが、そのときはなにもない田舎街だったこともあり、あまり危険な感じはしませんでした。
ただし、女性一人の旅だったので、細心の注意を払っていました。
当時は独身でしたが、仮の結婚指輪を左手の薬指につける、ホテルの部屋に誰かが入ってきてもすぐに分かるように電気を消さない、ホテルの部屋の入口に椅子をおいてドアが勝手に開いたら音が出るようにする、といったことをしていました。
アンコールワットがある街「シェムリアップ」のお土産
ナイトマーケットに行くと、お土産屋さんがたくさん並んでいます。
個人的に珍しくていいなと思ったのは、紙を加工して作ったバッグと、カンボジアの方々がつくったアクセサリーです。
その他は、マグネットやらTシャツやらで、どこかで見たことがあるなと思う商品ばかりで、ほとんど買う気はしませんでした。
お土産は、やっぱりその土地でしか買えないもの、そして旅行後も使えるものを持って帰りたいと思います。
余談ですが、超巨大企業に成長した噂の「メイソウ」もシェムリアップの繁華街にあります。興味がある人はどうぞ。
アンコールワットがある街「シェムリアップ」の観光スポット
シェムリアップエリアには、アンコールワットをはじめとする遺跡群・トンレサップ湖などの見どころがあります。
こちらの記事では、最も印象に残った3箇所を厳選して紹介しています。
1.アンコールワット
とにかく巨大で、アンコールワットだけで2時間は観光にかかります。
徒歩では行くことができないので、トゥクトゥクをチャーターして行きましょう。
入場料がかなり高いですが、仕方ないですね…
アンコールワットの朝日や夕日をみるツアーも人気ですが、普通のときに行っても楽しむことができます。
ガイドさんと一緒に行くと、いかにこの遺跡が数学的な計算に基づき、精巧な作りかがわかります。
足場が悪いところもあるので、スニーカーでの訪問がおすすめです。
また、暑いので、帽子・サングラス・お水は必須ですよ。
2.タ・プローム
天空の城ラピュタのような木がまきついた建物を見ることができる遺跡。
かつては、人がほとんどいなくて、遺跡の中を自由に歩き回ることができたのですが、2019年現在は、観光客が押し寄せていて、かなり混み合っています。
それでも、主人はここは良かったと言っているほど、素敵な遺跡のひとつです。
3.ベンメリア
こちらも天空の城ラピュタのような景色が広がる素敵な遺跡です。
タ・プロームと似ていますが、シェムリアップから離れているので、ベンメリアの方が人が少なめです。
タ・プロームとどちらがいいかと問われると…結論から言うと、どちらも同じですね。
ベンメリアの方が人が少なくて、少し規模が大きめ。$5の追加料金が必要。
タ・プロームは近いのでアクセスしやすいが、人がかなり多い。
主人はタ・プロームの方が良かったと言っていましたが、私は長年ずっとベンメリアに行きたかったので、訪問できたときの喜びはひとしおでした。
トンレサップ湖
私は両親とツアーを事前に予約して行ったので、嫌な思いはしませんでしたが、実は個人で訪れるとボッタクリ・スポットとして有名なようです。
ボートに乗って、水上生活をしている方々の家や学校・教会・ワニ・蛇を首に巻きつけた人達を見ることができます。
湖自体は、あまりキレイじゃないなと思いましたが、水上生活にちょっとショックでした。
両親もトンレサップ湖のことは印象に残ったようです。
トラブルに巻き込まれないためにも、トンレサップ湖は少し高くてもツアーで訪れるのがおすすめです。
アンコールワットがある街「シェムリアップ」の洗濯情報
洗濯やさんが街のあちこちにあり、価格も高くなかったので、シェムリアップでは洗濯屋さんに洗濯をお願いしました。
1日で洗濯をしてくれて、仕上がりもキレイ!
おすすめですよ。
アンコールワットはこんな人におすすめ
私は35カ国以上を訪れましたが、アンコールワットは格別です。
最初に訪れたときにあまりにキレイだったので、2回目は両親を連れていき、3回目は主人と一緒に行ったぐらい、大切な人を連れていきたいと思える場所のひとつです。
歴史や遺跡が好きな人にはぜひ、訪れてほしい場所のひとつです。
カンボジアは経済成長が著しく、かつてななにもない、そして少し道から外れると地雷が埋まっているような素朴な国でしたが、今やアメリカのポップミュージックが繁華街で流れています。
しかし、少し郊外まで足を伸ばすと、15年前に初めて訪れたときと変わらない姿が残っており、カンボジアの美しい自然や人々の生活を見せてもらえることができます。
ぜひ、欧米化することなく、カンボジアの美しい部分を残して、そして文化的にも教育の面でも発展していってほしいと思います。