赤ちゃんとの飛行機予約ガイド|時間帯・座席・空港の選び方、全部まとめました

赤ちゃんとの飛行機旅。行き先が決まってワクワクする一方で、
「どの便を選ぶ?」「座席はどこがいい?」「空港はどこが楽?」など、予約の段階で悩みが尽きないのは私だけではないはず。

私の初めての赤ちゃん連れフライトは6ヶ月のとき、アメリカ西海岸と東海岸を往復しました。そのときは、色々と調べまくって、かなり緊張した覚えがあります。そこから、アメリカ↔東アジア↔東南アジアを何回か往復して、赤ちゃん連れ飛行機の経験値はかなり蓄積されました。

この記事では、実体験をもとに「赤ちゃん連れの飛行機予約で本当にチェックしてよかったポイント」を7つにしぼってご紹介します。

1. 時間帯:赤ちゃんが寝やすいタイミングを選ぶ

赤ちゃんが寝てくれる時間帯にフライトを合わせられると、親もかなり安心。

とはいえ、慣れない環境だと「いつもはこの時間寝るのに…」と寝てくれないこともありました。

例えば、東京→ハワイの夜21時発の便では、搭乗前に遊び場でしっかり遊ばせたのに、疲れすぎたのか飛行機内でぐずり…結局後方に移動してあやしたら寝てくれたことも。

また、サンフランシスコ→東京の昼便では、いつもは昼寝をする1歳児が全く眠らず。親もぐったり疲れてしまいました。

しかし、ハワイ→サンフランシスコの昼便では、機内でしっかり昼寝をしてくれて、フライトが楽になったり…。

赤ちゃんは本当に気まぐれです。とはいえ、寝てくれたらラッキーなので、寝やすい時間帯を選び、寝かせる環境を整える、という意識のほうが大事かもしれません。

 

2. 座席:配置・肘掛け・バシネット席の選び方

座席選びは本当に旅の快適さを左右します。

▷ 配置(座席の並び)

大人2名+膝上の場合は「2人席」が、
赤ちゃんに席を確保する場合は「3人席」で横に他人がいない配置がオススメです。

▷ 肘掛けが上がる席か?

意外と見落としがちですが、肘掛けが上がるかどうかはとても重要。
非常口席は上がらないことが多く、赤ちゃんを横に寝かせたいときに不便です。

▷ バシネット席を取るかどうか

バシネットは重さが10kg以下という制限がついているところが多いのですが、無料で取れるなら、バシネット席は確保しておいて損はなし。足下も広いし、ギャレーにも近いので、色々と気が楽です。

赤ちゃんは、バシネットでは寝てくれないこともあるけれど、荷物置き場としても役立ちます。

ただし、シートベルトサインが出るたびに、赤ちゃんを外に出す必要があるのは注意ポイント。せっかく寝ている赤ちゃんを起こすことになり、バシネット席は意外と使いづらいなと思ったことも。

ちなみにユナイテッドはバシネット席が有料だったので断念しました。

▷ 後方座席も意外とおすすめ

バシネットが取れないときは「後方一択」。

ギャレーが近くて動きやすいし、少し騒いでも目立ちにくいです。飛行機を降りるときも、ゆっくりと降りることができるので気が楽です。

よく言われていることですが、うちも空いていれば、後方を積極的に選びます。

 

3. 機体の大きさ:歩けるスペースがあるか

赤ちゃんがいなかったときは全く気にならなかったのですが、子連れ旅行になってからは機体を必ずチェックするように。

機体によって、ギャレーの広さや席のレイアウトが全然違います。

アメリカの国内線では狭い3−3の席並びが多いですが、たまに国際線で使われるような3−4−3などの大きな機体が使われることも。

大きめの機体だと、ぐずったときにギャレーを歩かせて気分転換ができるので、本当に助かります。

私もハワイからアメリカ本土に飛んだときは、すこし時間帯は不便でしたが、わざわざ大きな機体の便を選んで搭乗したこともありました。

 

4. エコノミーか?ビジネスか?:予算と快適さのバランス

▷1歳未満、もしくは2時間程度の短距離便

エコノミーでもビジネスでも大丈夫。

うちは1歳未満のときは、エコノミーで切り抜けました。一回だけ、プレエコを使ったこともありますが、どちらでもいいと思います。

▷1歳以上、かつ長距離便

1歳をすぎると赤ちゃんが大きく&重くなってくるので、膝上が本当に辛い。

お金はかかりますが、エコノミーで1席確保するか、大人がビジネス(プレミア)を確保するのがオススメ。なお、プレエコは肘掛けが上がらないので、親子密着型には正直使いづらいかも。

 

エコノミーなら、Fly Totを使うとおすすめ。Fly Totがない場合は、座席間のひじ掛けをあげて、横になるようにさせてあげればいいかも。ただ、寝ている間は親が動けないという欠点があるのでFly Totがやっぱりオススメ。

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マイルを使った国際線の特典旅行であれば、エコノミー2席より、ビジネス1席のほうが安いので、マイルを貯めておいて、ビジネスに座ったほうがいいかも。

ビジネスならANAの"The Room"タイプがおすすめ。個室っぽく使えるので、周囲に気を使わずに済みそう。

 

ANA国内線プレミアムクラスも、膝上でもスペースに余裕があって快適でした。

 

🎯 意外な穴場情報でオススメなのは、東京とハワイに就航しているANAのホヌ便

子供の分を確保しなくても、大人2名の航空券に追加料金(3万円ほど)を払って3席確保でき、カウチのように使えたのはかなり便利でした。この席の場合は、Fly Totは必要ありません!

🔗 ANAのホヌ便に乗ったときの搭乗レビューはこちら

 

5. 空席状況:できるだけ空いている便を狙う

これは運もありますが、なるべく空席が多そうな便を選ぶようにしています。

実際、周囲に空席があると、赤ちゃんが泣いても精神的にだいぶ楽。

アメリカ国内線は最近どの便も混みがちですが、国際線は便や時期によっては空いているものも。

台湾→日本の12月のピーチ便では、3時間程度だったので、子どもの席は確保していなかったのですが、ガラガラで結果的に空席を利用できてとても快適に過ごせました。

 

6. 遅延率:できればチェックしておきたい

特にアメリカ国内線では遅延が多い印象があります。

私も一度、7時間以上の遅延で赤ちゃんが疲れ果ててしまい、大変な思いをしました。

一般的に夕方以降は遅延が増えがちなので、可能であれば早めの便が安心です。

🔗 ユナイテッド航空の遅延でもらえた子連れだけの特別サポートの紹介記事はこちら

 

7. 空港の選び方:混雑度とラウンジ有無をチェック

もし複数の空港が選べるなら、混雑の少ない空港が断然おすすめです。
小さめの空港だと、セキュリティや入国審査もスムーズ。

また、プライオリティパスなどでラウンジが使える空港を選ぶと、空港での待ち時間がかなり快適に。
ラウンジ内におむつ替え台があることも多く、赤ちゃん連れでも安心です。

🔗 プライオリティパスのラウンジ情報はこちら

長旅のあとには空港直結のホテルもおすすめ。羽田空港などは、空港内ホテルが使いやすくて便利でした。

🔗 羽田空港・第二ターミナル直結ホテルの滞在レビューはこちら

🔗 羽田空港・国際線ターミナル直結ホテルの滞在レビューはこちら

 

まとめ:

赤ちゃんとのフライトはドキドキしますが、予約段階で少し意識するだけで、だいぶラクになります。

あくまで「わが家の場合」ではありますが、どなたかの参考になれば嬉しいです!