ポルトガルの次は、お隣スペイン・バルセロナに5日滞在しました。
本当は、リスボンからスペインの小さな村(白い村等々)を巡って、バルセロナまで行きたかったのですが、時間的な制限から、リスボンからバルセロナまでTAPポルトガル航空を利用してしまいました。
飛行機は便利ですが、その国のリアルな様子が見られないので、個人的にはバスや電車を使った旅行のほうが好きです。
次回は、スペインの小さな村々を車でまわってみたいなと思います。
今回の旅でバルセロナに滞在した目的は、以下の2つ!
- 6年ぶりにサグラダ・ファミリアの建築状況を見ること
- 本物のパエリアを食べること
現在、40リットルサイズという小さめのバックパック(グレゴリーのコンパス40)で数ヶ月間の旅をしており、買物を楽しむお金も荷物のスペースもないので、2つの目的の他は、適当にバルセロナの街を歩き回っていました。
バルセロナで考えたこと・感じたことを書き留めておきます。
6年ぶりのサグラダ・ファミリア!ガウディの想像力に脱帽!
前回の訪問は2012年。 今回は6年ぶりのサグラダ・ファミリアへの訪問でした。
前回訪問したときは、外壁のファザードの彫刻が最も印象に残りました。
彫刻の精密な作りと、それぞれが物語仕立てになっている、という斬新なデザインに、「ガウディってすごい。天才って精密なデザインができる人のことなんじゃないか」と感じたのを今でも覚えています。
今回、最も印象に残ったのは東側と西側で異なるステンドグラスのデザイン。
東側のステンドグラスは朝日が差し込むと青い光が入りこむよう、青いステンドグラスが中心に飾られており、西側は赤い光が教会の中に差し込むよう赤と黄色のステンドグラスが飾られています。
面白いです!
同じ光でも、時間によって教会の中が違う光で溢れるように設計されています。
ガウディがどう考えて、こういったアイデアを取り入れたのかわかりませんが、普通は左右対称にしがちなデザインを、こういった遊びを取り入れられるところがスゴイなと感じました。
この先、ますます進化していくサグラダ・ファミリアから目がはなせませんね!
やっぱり本場で食べるパエリヤはウマイ!さすが美食の街「バルセロナ」
グルメの街だと聞いていましたが、実際に食べ歩いて見て納得!
旅行客である私たちは地元のことをほとんど知らないので 美味しいレストランにたどり着くのは至難の技ですが、テクノロジーやホテルの方の助けもあり、ほぼ毎回あたりのレストランでした。
外したのは、自分の勘に頼って入ったお店1軒のみ。
本当に美味しいレストランが多いんですね!
特にパエリヤなんて、本当に美味しかったです。
最も気に入ったのは、Arume。
記事「ダックパエリヤがオイシイ!バルセロナの人気レストランArumeを大紹介」にてどのメニューが美味しかったかを詳しく紹介中です!
バルセロナはワインも安く、一緒に気軽に飲めるのが良かったです。
街の人も親切ですごくよかった!
英語が流暢じゃなくても、一生懸命タパスのお店のおじさんがメニューを説明してくれて、すごく嬉しかったです。
観光客が嬉しいのって、そういう一生懸命サポートしてくれる姿だったりするんだと実感しました。
オススメのタパスのお店は、「Ciutat Comtal」です。
詳しくはこちらの記事で。
スペインでカタルーニャの独立運動に遭遇
2018年12月21日。
街を歩いていると、妙に多くの警官が立っていて、多くの地元の人が上記の旗を持って海辺の方に歩いていくので、何か様子がおかしいなと、観光客の私でも感じました。
お店で聞いてみると、カタルーニャ州独立の件で話し合いが行われている日だと教えてもらいました。
午後になっても、その異様な街の雰囲気は変わらず。
警察の前では警官は武装し、地元の人が声で抗議活動をしていたりと、本当に普通じゃない雰囲気でした。
ニュースで見てびっくり。
かなり激しいやりとりも同じバルセロナ市内で起こっていたようですね。
恥ずかしながら、カタルーニャ州の独立の件、全く知りませんでした。
私が住んでいるアメリカ・カリフォルニア州も度々独立が叫ばれますが、こちらでも独立運動が起こっていたんですね。
例えば、日本で東京都だけが日本から独立するみたいな話は聞いたことがないですが、世界ではそんな考えもあるんだというのが驚きです。
街全体が異様な雰囲気で包まれていたのが印象的でした。
さいごに
バルセロナは大都会で、かなり東京と雰囲気が似ている街のように感じました。
その中でも、一部分は昔の街並みや、サグラダ・ファミリアのように歴史ある建物があり、アパートもヨーロッパらしいデザインのものが多く残っていたりと、バルセロナらしさが所々に残っている点が印象的です。
バルセロナは建物だけでなく、食のレベルの高さと人々の暖かさもよかったですね。
一方で、目の前でスリが走り去っている姿に遭遇したり、陽と陰が入り混じっている街のように感じました。