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【体験談】イタリア発クロアチア行きフェリーの乗り方を詳しく解説

本記事では、イタリア・アンコーナ(Ancona)からクロアチア・スプリット(Split)へフェリーで国境を超える方法について紹介しています。

2018年12月末にフェリーに乗船して、海路で国境超えをしてきました。

簡単かなと思っていましたが、実際にはイタリア側でフェリーに乗るまでが大変!

10kgのバックパックを抱えて右往左往しながら、やっとのことでフェリーに乗り込むことができました。

大変なフェリー旅でしたが、船の中では熟睡できましたし、なによりクロアチア到着時の朝焼けの美しさが素晴らしく船旅もよかったです!

本記事では、フェリーの予約方法、フェリー乗り場への行き方、乗り方も含めて、詳しくその魅力を紹介していきます。

イタリアからクロアチアへ行く方法は3つ!

イタリカからクロアチアまで、陸路・空路・海路と3つの選択肢があります。

  1. バス
  2. 飛行機
  3. フェリー

最も安いのは乗合バス。Flixバスが幾つかの路線で運行しています。

ただし、時間がかかるのが欠点。

例えば、ミラノからザグレブであれば、約8時間のバス旅です。

Flixバスはスペイン〜フランスで乗車しましたが、かなり快適だったので8時間のバス旅も悪くないと思います。

Flixバスの詳しい利用レビューはこちらの記事「【実体験】格安フリックスバスを利用してバルセロナからフランスへ!」で紹介しています。

 

最も早いのは飛行機。

EurowingsやRyanairなどのLCCがヨーロッパ内を就航しています。

チケットは早めに買えば買うほど安く、ミラノからザグレブ間であれば80€ぐらい。

直行便がないので、乗換が必要で4時間ぐらいかかります。 

 

価格も高めで、時間もかかるのはフェリー。

あまりメリットがなさそうですが、海からの入国という貴重な経験をしたい人にオススメです。

イタリアークロアチア間は夜行フェリーになるので、寝ている間にアドリア海を横断しクロアチアに入国することができます。

  

今回、ミラノからクロアチアの第2の都市、ザグレブよりさらに南に位置しているスプリットまで移動するにあたり、イタリアのアンコーナまで鉄道で行き、クロアチアにフェリーで移動する方法を選択しました。

その理由は、バスだと20時間近くかかる、そして飛行機の価格が高すぎることです。

 

イタリア・アンコーナからクロアチア・スプリットまでのフェリー時刻表

イタリアのアンコーナとクロアチアのスプリット間のフェリーを運行しているのはヤドロリニヤ(Jadrolinija)という会社。

最新のフェリー時刻表がヤドロリニヤのページに掲載されています。

非常にわかりづらいですが、簡単に言うと夏は週4便、春と秋は週3便、冬は週2便で運行しています。

例えば、冬季(1月1日〜3月29日)のアンコーナ発は火曜と金曜の週2便。

アンコーナを午後7時45分に出発してスプリットに午前7時に到着します。

 

フェリーチケットの予約はヤドロリニヤの公式サイトで

オンラインでの予約がオススメです。

ヤドロリニヤの公式サイトでフェリーの乗車券を予約しました。

予約後にメールで送られてくる予約番号が、乗車券の受け取りに必要なので控えておきます。

 

Accomodation Typeは雑魚寝か個室かを選ぶところ

オンライン予約の際に、Accomodation Typeを下記の4つから指定する必要があります。

一つ一つの項目が何を言っているのかピンときませんね。

私もよくわかりませんでした。

  • Deck Passenger
  • Reclining Seats
  • Bed in Cabin
  • Cabin

ひとつずつ紹介していきます。 

Deck Passenger(フェリーの廊下で雑魚寝)

最も安いのはDeck Passengerです。

フェリーのデッキと言うと外で寝るような印象を受けるかもしれませんがそうではありません。

フェリーの中の廊下で雑魚寝することになります。

荷物を預けるロッカーもなかったので、フェリー乗車中は自分で荷物を管理することになります。

フェリーの廊下で寝袋や床にそのまま寝ている人もかなり多かったので、特に危険とは感じませんでしたが、これはいかに早く船に乗り込んで、快適な場所を確保するかによるような気がします。

ツワモノは、エアーベッドをひいて寝ている人もいました。

どこでも眠れる人、体力がある人にオススメです。

 

Reclining Seats(指定された座席で寝る)

Reclining seats

Reclining Seatsは、座席が並んでいる特定の部屋で寝る方法。

デックで寝るよりは、まだ静かな環境が確保できると思います。

ただ、座席がリクライニングすると言っても、180度のフラットになるわけではないので、飛行機の座席で寝るのと同じ感覚です。

 

Bed in Cabin/Cabin(同性の乗客と相部屋(Bed in Cabin)、個室(Cabin))

こちらのオプションは個室。

相部屋かどうかでBed in Cabin(相部屋)かCabin(個室)を選びます。

相部屋の場合、同性の他の乗客と自動的にマッチングするようです。

ベッドの数も2人、3人、4人にするのか、洗面台付きか、トイレ付きかというオプションによって価格が違ってきます。

選択肢がありすぎて、ややこしいですね。

 

私達は、荷物を安全なところに置ける場所が欲しかったので、洗面台とベッドだけがある2人用の個室「Cabin 2-berth inside wash basin」を選びました。

大人2人で合計1218Knでした。

価格の内訳は下記の通り。

  • 乗車料金 510Kn
  • Cabin料金 480Kn
  • 税金 228Kn

結果的には、ぐっすり熟睡できたのでCabinを選んで良かったです。

 

フェリーへの乗換には少なくとも2時間!思っていたよりも大変だったフェリーへの乗車

Jadrolinija

Jadrolinijaの公式サイトでアンコーナ発スプリット行きのフェリーを予約した場合、フェリーに乗る前に、ヤドロリニヤのオフィスで乗車券を受け取る必要があります

 

ここで注意がひとつ。

ヤドロリニヤのオフィスは、フェリー乗り場から車で10分ぐらい離れた不便な場所にあるので、乗車券の受け取りだけで1時間はかかると思っていたほうがいいです。

次の章で、ヤドロリニヤのオフィスへの行き方を説明しています。

 

乗車券を受け取ったら、フェリー乗り場に戻り、長い行列の末に荷物チェック&パスポートコントロールを通過して、フェリーに乗り込むことができます。

 

Cabinを予約した場合は、フェリーに乗り込んだ後に、フェリーの中程にある受付(確か3階)に向かいチェックイン。

個室の鍵を受け取って、指定された個室へ向かいます。

 

アンコーナまで鉄道で向かってからフェリーに乗り込む人が多いと思いますが、少なくとも出発の2時間半前にはアンコーナの鉄道駅に到着しておいたほうがいいと個人的には思いました。

2時間だと、ギリギリかなという気がします。

意外に駅からフェリー乗り場までも迷います。。

 

アンコーナ鉄道駅からヤドロリニヤ・オフィスへの行き方

アンコーナの駅を出ると、上の写真のような行き方がバス停に掲載されていますが、わかりにくかったです。

上の行き方は今見たら理解できますが、はじめての人には説明不足です。

私達は迷いました。

ココに詳しく説明していきます。

 

1. バス1/4番でフェリー乗り場の最寄り駅(Pizza Kennedy)まで向かう

駅前のバス停(中之島のようになっているバス停であることに注意)からバス1/4番でPiazza Kennedy - Porto駅(Google マップ)まで向かいます。

同じ1/4番でも、Pizza Kennedy- Porto駅に行かないものがあるようでしたので、乗車前に車掌に確認することをオススメします。

バスチケットは、アンコーナ駅の中にある売店で購入できます。

 

なお、バスの中でバス停名のアナウンスがありません。

従って、どのバス停で降りればいいのかが非常にわかりにくいです。

Googleマップで場所をトラックし、Pizza Kennedy駅でバスを降ります

 

2. バス停から海岸沿いにフェリーターミナルまで歩く(徒歩5分)

上の写真が、Pizza Kennedy駅付近の様子になります。

Pizza Kennedyのバス停を降りたら、海の方に向かって歩きます。

海岸沿いの歩道に出たら、海に向かって右側にフェリーターミナルが見えるのでフェリーターミナルに向かって歩きます。

 

3.フェリーターミナル前から、無料バス20番でチケットオフィスに行く

わかりにくいですが、フェリーターミナル正面にバス停が1つだけあり、それがチケットオフィスに向かうバス停です。

フェリーが運行する日に、時間限定で15分おきに無料バスが運行しています。

バスの番号は20番

この日は16時以降に、バス20番が運行していると書かれていました。

従って、あまり早くにこのバス停に来てチケットオフィスに行こうと思っても、バス20番が運行していないという悲劇が起こってしまうので、気をつけてください。

 

チケットオフィスのバス停は、最初のバス停です。

この無料バスは、チケットオフィスとフェリーターミナル間を往復しているだけのバスのようだったので、迷うことはないと思います。

チケットオフィスで乗車券を受け取ったら、同じく20番でフェリー乗り場まで戻ってきます。

 

フェリーへ乗船前にパスポートコントロール&荷物検査を通過

午後7時45分発のフェリーですが、午後6時頃に開くと言われたパスポートチェックのオフィスが開いたのは午後6時半近く

パスポートチェックのオフィスは、フェリーターミナルのすぐ横にあります。

なお、フェリーターミナルには無料のお手洗いがあります。

 

パスポートチェックのオフィス前には、午後5時50分頃には長蛇の列ができていました。

お国柄が出ると思うのですが、長蛇の列が列になっていません。

ただの人混み状態。

横入りも甚だしかったです。。

そして、後ろの人がピタッと背後にくっついて距離を詰めてくる人もいました。

何か盗られるのではないかと不安になりましたが、ポケットは全て背中側についているグレゴリー・コンパス40のおかげで、安心して列に並ぶことができました。

コンパス40とは、LCCにも乗れるオススメのバックパックです。詳しくはこちらの記事「【実体験】LCC機内持込み可!グレゴリー・コンパス40の利用レビュー」をどうぞ。

 

やっとオフィスに入れたら、まずバックパックやスーツケースをX線に通します。

ココで何をチェックしているのか、私には正直わかりません。

液体など、よっぽどのことがない限りX線検査でなにか言われることはないようです

フェリーで飲みたい・食べたいものは持ち込むことができます

私たちは、1.5Lのペットボトルの水、缶ビール、スナック菓子を持ち込みました。

 

その後、パスポートチェックをしてもらい、やっとフェリーに乗り込むことができます。

パスポートコントロールでは何か聞かれるかなと思いましたが、何も質問されませんでした。

 

パスポートチェック自体が遅かったので、フェリーの発車も当然のように遅れます。

結局、出港は午後8時。

アンコーナのキレイな夜景を見ながら、いよいよクロアチアへ出港です!

アンコーナもお城があったり、雰囲気のよい旧市街みたいなものがあったので、本当はもっとゆっくり散策したかったなと思います。

アンコーナの夜景

 

フェリーはレストラン・バー完備

クロアチア行きフェリー

フェリーの中には、レストラン・バーがありました。

レストランは法外に高いということもなかったので、このレストランで食べても良かったなと思います。

バーは、11時過ぎくらいまでかなり賑わっていました。

人によっては、ギターを持ち込んで歌っている人たちも。

陽気ですね。こちらも旅の気分が盛り上がりました。

 

クロアチア行きフェリー

デッキは、冬で寒かったのですが、タバコ客で賑わっていました。

 

シャワーもトイレの中にありましたが、冬ということもあり、ほとんどの人が浴びていないと思います。

私も、暗くてなんかキレイな感じがしなかったので、無理することはないかと思い、この日はシャワーはスキップしました。

 

2人用個室の様子はかなり狭い!

フェリーの個室

2人用の個室は、上の写真のような感じでかなり小さめ。

4畳の部屋くらいでしょうか。

ゆっくりくつろぐ感じの部屋ではありません。

 

二段ベットがあり、上と下に分かれて眠ります。

 

電源口は1個だけ。ヨーロッパ式の電源口でした。

 

ベッドには、掛け布団・シーツ・枕があり、船内で眠るには不自由はなかったです。

 

石鹸ぐらいはあった気がしますが、ドライヤーなどの備品はありませんので必要であれば自分で準備する必要があります。

 

また、隣の部屋の話し声がよく聞こえます

音が気になる方は、耳栓が必須です。

 

そして、クロアチアへ到着。下車

クロアチア・スプリット

個室で寝ている場合は、到着時間の1時間前に部屋を叩いて起こしてくれます。

スプーンみたいな金属で「カンカンカン」と鳴らしていくので、普通の人なら絶対に目が覚めます。

 

さて、船のベッドですが、かなり快適で熟睡しました。

ついた翌日から、スプリットの市内を歩き回ることができたので、個室も値ははりますが悪くありません。

 

フェリーからみるクロアチアの朝焼けは、フェリーに乗ってよかったと思えるほどキレイでした!

到着後は、下船して、再びパスポートコントロールを通って終わり。

クロアチアのパスポートコントロールはかなりスムーズに進み、何も質問はされませんでした。

下船して、すぐに街に出ることができましたよ。

 

スプリット港周辺には両替所・カフェ・荷物預かり所あり

クロアチア・スプリット港の両替所

朝7時という早い時間の到着でしたが、スプリット港の中の両替所が営業していました。

ただし、レートは悪かったので、両替は最低限にして、まとまったお金の両替は旧市街の中にある両替所を利用したほうがいいと思います。

 

港のまわりのカフェも開店していたので、朝到着して、カフェでコーヒーをのんだり簡単な朝食を食べることも可能です。

 

また、港のまわりには荷物の預かり所もありました。

お店によって料金は違いますが、1日20Knが相場でした。

 

さいごに

本記事では、イタリアからクロアチアへ海路で国境超えをしたいという方向けに、イタリア・アンコーナでのフェリー乗り場への行き方、乗り方、フェリーの船内情報を中心に紹介しました。

パスポートにも、海路で国境超えをしたというスタンプを押してもらいましたし、快適に眠れたので大満足のフェリーの旅でした。

時間に余裕がある方には、ぜひオススメしたいです。