2019年2月にタイ・スコータイからタイのもうひとつの世界遺産・アユタヤに行ってきました。
アユタヤは日本人町でも有名な街ですが、アユタヤ王朝の遺跡がたくさん残る街として世界遺産登録されています。
本記事では、スコータイからアユタヤまでの約360kmを移動する方法について紹介します。
私達は価格と利便性を考えて、タイのバス会社を利用してセカンドクラス(2等)で移動しました。
運賃は241バーツ(約720円)、6時間のバス旅です。
セカンドクラスといっても快適でしたし、何よりガラガラの車内を自由に使えるのがよかったです。
本記事では、スコータイからアユタヤへの行き方、タイのセカンドクラスのバスの様子について紹介していきます。
- タイ・スコータイからアユタヤへの移動方法
- スコータイ旧市街発アユタヤ行きバスの基本情報
- アユタヤ行きバス乗車券の購入方法
- 政府系アユタヤ行きバス乗車券の基本情報
- アユタヤ行き2等バスの車内の様子・雰囲気
- アユタヤ行きバスの運行スケジュール
- スコータイからアユタヤまでのバス旅はこんな人におすすめ
タイ・スコータイからアユタヤへの移動方法
スコータイからアユタヤまでの移動はいくつかの方法があります。
「バス」もしくは「電車とバス」が主な選択肢になると思います。
アユタヤには飛行場がないので、バンコクの空港から戻ってくることになるのでオススメしません。
私達は、手軽に安く移動したいと思い直行バスで移動しました。
スコータイ旧市街発アユタヤ行きバスの基本情報
- バス会社:The Transport Co., Ltd
- 出発時刻・料金:
7:35(1等、319B(約960円))
9:35(2等、241B(約720円))
21:00(1等、310B(約930円)) - バス乗車券の購入方法:スコータイ旧市街の販売所で販売(セブンイレブン(Google マップ)から新市街方面に徒歩5分)
- スコータイ旧市街のバス停(乗車):乗車券の購入場所と同じ
- アユタヤのバス停(降車):Google マップ
アユタヤ行きバス乗車券の購入方法
スコータイ旧市街からアユタヤ行きのバスは、下記2つの会社が運行しています。
スコータイの旧市街にそれぞれのバス会社のオフィスがあり、直接乗車券を購入することができます。
- 政府系バス:セブンイレブン(Google マップ)から歴史公園とは反対方向に5分ほど歩いた場所に政府系バスの乗車券購入場所があります。上の写真が政府系バスの乗車券販売所兼バス停です。
- 民間バス:BUS STATIONと大きな青い看板が出ている場所(Google マップ)が、民間バスの乗車券購入場所兼バス停です。
下記では、私達が実際に乗車した政府系バスについて紹介していきますが、民間バスも1日に数本のバスを、異なる時間帯で運行しているようです。
上の写真は、スコータイ旧市街の民間バスのバス停で撮影したものですが、アユタヤにも停車すると思われるバンコク行きのバスは、8時20分、12時20分、21時50分の出発となるようです。運賃は310バーツ(約930円)。
都合によって使い分けるといいと思います。
参考までに、看板の左側はチェンマイ行きのバスの時刻表と運賃です。
拡大すると薄く文字が見えます。
政府系アユタヤ行きバス乗車券の基本情報
スコータイ旧市街にある政府系バスの乗車券乗り場には、時刻表と料金に関して下記のような掲示がありました。
出発時刻によって、運行しているバスのグレードが違い、乗車券の料金が異なります。
実際、アユタヤ行きのバスがあるわけではなく、バンコク行きのバスに乗ってアユタヤで途中下車するという形になります。
途中下車になるものの、バンコク行きとアユタヤ行きのバスの乗車券の価格は同じとのことです。ちょっと納得がいきませんね。
アユタヤ(バンコク)行き政府系バスは1日3便の運行です。
- 7:35(1等、319B(約960円))
- 9:35(2等、241B(約720円))
- 21:00(1等、310B(約930円))
バス会社の人に訪ねたところ、1等と2等の大きな違いはトイレの有無とのことでした。
私達が利用していたのは、タイ政府系のバス会社「The Transport Co., Ltd」の午前9時35分発の2等バス。
タイ政府系のバス会社は、チェンマイからスコータイまでの移動で利用したことがあり安心感があったことが選択の理由です。
なぜ2等バスにしたかというと、1等バスのメリットが少ないと思ったからです。
実は、記事「【バス体験談】タイ・チェンマイからスコータイまでの移動方法と移動体験談」にも紹介した通り、チェンマイからスコータイまでファーストクラス(1等)のバスに乗りました。
1等はバス車内にトイレがあったり、乗務員がお水やお菓子を配ってくれる等の特別サービスが行われたものの、結果的には車内トイレは利用しなかった&配ってくれるお菓子もそんなに魅力的ではなかったので、今回は2等バスとしました。
乗車券は、空席があれば当日でも購入もできるようです。
また、数日先の乗車券を予約・購入しておくことも可能です。
バス会社のオフィスに行くと、行き先・日付・出発時間・人数を伝えると、おじさんがパソコンと紙の座席表を駆使して席の空席状況を確認し、予約券を発行してくれました。
チケットの予約時は、例えば下記のような簡単な英語で通じます。
先方もあまり英語が流暢ではないので、あまり長くて難しい英語を使うとかえって通じないです。シンプルな英語で!
- We would like to go to Ayutthaya.(アユタヤに行きたいです)
- The departure date is March 15th, Thursday.(出発日は3月15日の木曜日です)
- We need a ticket for 2 people.(2人分のチケットをお願いします)
アユタヤ行き2等バスの車内の様子・雰囲気
アユタヤ行き2等バスは2階建てのバス。
お世辞にも最新型のキレイなバスとは言えません。
外装はキレイですけどね。
バスに乗っているのは運転手一人だけ。
ここだけの話、乗車中は乗車券のチェックがありませんでした…
乗車する時にさり気なくチェックしていたのでしょうか…
大きな荷物の出し入れも、運転手さんに声をかけないと荷物置き場の扉を開けてくれなかったりと多少の不便はありますが、事は足ります。
車内には約40席あり、前方と真ん中に階段があります。
特に内装は古いなと思いますが、悪くはありません。
それなりに掃除されている古いバスというのが正しいと思います。
電源口やWi-Fiなどの最新設備はありません。
アユタヤ行きのバスは全席指定ですので、予約時に座席の指定を行います。
1等車は1番前の席は窓の視界が遮られていたりと失敗だったのですが、私達は懲りずに今回は2等車だから少し違うだろうと思い、2階の1番前の座席を予約しました。
正解でした!
遠くまでよく見えますし、運転手に事前に声をかけておけば、運転手が降車予定のバス停に到着すると声をかけてくれました。
前方の視界が開けている分、日光が差し込み少し暑かったですが、広々とした空間は非常に乗っていて気持ちがいいものでした。
アユタヤ行きバスの運行スケジュール
スコータイ旧市街のバス停を発車した時点で10分遅れでしたが、かなりのんびりした雰囲気でバスが進んでいきます。
1時間おきに、大きなバスターミナルで5〜10分停まるので、トイレに行く十分な時間がありました。
逆に1等車は、車内にトイレがある分、トイレ休憩が短い(ほとんどない)ので、個人的には2等車で良かったなと思います。
このバス旅で最もビックリしたのは、ハイウェイの途中でバスが路肩に寄って停まったのでどうしたんだろうと思ったら、運転手のおじさんのタバコ休憩だったこと…。
3分ぐらいでしたが、どうせ吸うんだったらゆっくり吸えばいいのにと思いました。
とまあこんな感じでゆるく進んでいくので、6時間と言われたバスの旅も、8時間ぐらいかかりました。
午後2時か3時ぐらいに、ランチ休憩がありました。
ランチ休憩場所の屋台はあまり美味しそうな感じではなかったので、セブンイレブンなどでパンなどを買って乗り込むのがオススメです。
アユタヤの降車場所は国道沿いで、かつアユタヤの市街から離れているので注意が必要です。
私達はてっきり、アユタヤの市内にあるバスターミナルまで連れて行ってもらえるのかと思っていましたが、こんな国道の掘っ立て小屋で降ろされました。
こちらのバス停(掘っ立て小屋)にはバイタクやタクシーの運転手が待機しており、バスから降りるとすぐに声をかけられます。
当然のようにフッカケてきているので、私達はタイのUber「Grab」を利用してアユタヤ市内まで移動しました。
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スコータイからアユタヤまでのバス旅はこんな人におすすめ
時間に余裕がある人におすすめです。
1等だと、比較的早めに到着するかもしれませんね。
アユタヤに到着したら、アユタヤの運河を船で巡ることができるサンセットクルーズツアーにぜひ参加してみてください!キレイな夕焼けが楽しむことができますよ。詳しくは記事「【体験記】タイ・アユタヤのサンセットクルーズツアー」で!