ミラノ・骸骨教会の記事は公開しようか、ずっと迷っていました…
それぐらい、何か心に残るものがある、特別な教会です。
ヨーロッパにいくつかあるという、人の骸骨を祀っている教会のひとつ、ミラノの骸骨教会・骸骨寺(Santuario Arcivescovile di San Bernardino alle Ossa di Milano)に行ってきました。
正直、訪問する前は気味の悪い場所で行きたくないなと思っていました。
ただし、訪問してみると意外と平気でしたし、この強い過去の偉人からのメッセージを感じずにはいられませんでした。
色々な葛藤がありながら書いた記事になります。
詳しく紹介していきますね。
- ミラノ・骸骨教会の記事は公開しようか、ずっと迷っていました
- ミラノ・骸骨教会の基本・詳細情報とアクセス方法
- ミラノ・骸骨教会への行き方・アクセス
- ミラノ・骸骨教会の納骨堂の様子と雰囲気
- ミラノ・骸骨教会はこんな人におすすめ
ミラノ・骸骨教会の記事は公開しようか、ずっと迷っていました
実は、この紹介記事は公開しようか数ヶ月間迷っていました。
というのは、この紹介記事を書いた後に、この骸骨教会が夢の中に出てきたためです。
詳しい夢の内容は忘れましたが、朝起きた時にあまりいい感じではなかったため、これは公開するなということなのかなと感じたのが大きな原因です。
ずっと数カ月間、公開すべきか・しないべきか少し考えていました。
が、面白半分の見せ物としてではなく、過去の方からのメッセージ・芸術というスタンスであれば、骸骨となって祀られている過去の方々に敬意を示すことができるのではと思い、公開に踏み切った次第です。
ミラノ・骸骨教会の基本・詳細情報とアクセス方法
- 教会の正式名:Santuario Arcivescovile di San Bernardino alle Ossa di Milano
- 住所:Piazza Santo Stefano, 20122 Milano MI, Italy
- 電話番号:+39 02 781724
- 見学時間: 午前8時〜午後6時(土曜日は午前9時30分〜)
- 休館日:日曜日は納骨堂は閉館
- 見学料金:無料(寄付は気持ちで)
- 公式サイト:http://www.sanbernardinoalleossa.it (イタリア語サイト)
ミラノ・骸骨教会への行き方・アクセス
ミラノのドゥオモのすぐ近くにあります。
地下鉄の駅でいうと、M1のDuomo駅。徒歩10分弱です。
Googleマップが指し示す場所に行くと、教会が2つ並んでいますが、向かって左側の地味めの教会の方が、目的の骸骨教会です。
教会に入ると、正面にナポレオンの親族?である聖人を祀った大聖堂があります。
大聖堂を参った後に、入口のすぐ右手にある小部屋の方向にすすんでいくと、骸骨が祀られた納骨堂にたどり着きます。
少し暗い感じなので、入るのを躊躇するかもしれませんが、勇気をだして前に進んでみてください。
なお、骸骨協会に入るにあたって、カメラ等の手荷物検査はありませんでした(2018年12月現在)
ミラノ・骸骨教会の納骨堂の様子と雰囲気
正直、訪れる人を選ぶ納骨堂だと思います。
行く前は怖いなと思って、前夜には夢にまで見ていたぐらいです。
最初に訪れたときは、閉館で入ることができなくて、ラッキーとまで思っていたぐらい、行きたくないなと思っていました。
(そこまでしていかなくてもいいんですけどね…)
翌日に再トライで、無事に骸骨教会の中へ。
納骨堂は、思っていたよりも不気味さは感じませんでした。
しかし、さすがに長い時間は滞在できませんでした。
人によっては、友達だけ中に見に行って、外で待っている人達もいましたね。
私達が訪問したときは、2−3名しか訪問しておらず、待ち時間もなくすっと入ることができました。
噂通り隠れた穴場ですね。
本当に、骸骨で十字架をかたどっている姿は圧巻です。
ここに多くの人たちの「時間」や「人生」や「ストーリー」が詰まっているんだと思うと、その光景には何か感じるものがありました。
どうしてこんな納骨堂を作ったのかというと、「人間は死んだら誰もが一緒」ということを伝えたかったとか。
たしかに、どの骸骨が王様のものなのかはわかりませんでした。
もちろん、各骸骨の肌の色も目の色も一切わかりませんでした。
アメリカに住んでいると、色々な人種の人が住んでいるだけあって、人種差別を受ける側や目撃する場面が多いです。
知らないうちに自分も人種差別をしていると思います。
自分の心のあり方を問われたような気がします。
ミラノ・骸骨教会はこんな人におすすめ
かつて、ヨーロッパに住んでいたこともあって、色々な教会に行きましたが、この骸骨教会は一生忘れません。
豪華絢爛な教会は色々な場所にありましたが、この教会は特別です。
豪華絢爛な教会よりも、こういった質素だけど、強くメッセージを伝えてくる教会は記憶に残りますね。
過激な表現方法だと思いますが、ここまでしないと人間には伝わらないのだと思います。
メッセージ性が強い、イノベーティブな教会だと思いました。
こうした作品を後世に残してくれたこと、大切に守ってきてくれたミラノの人に感謝したいと思います。
ありがとう。