ジョージアの首都トビリシの旧市街にある、シンボルとも言える教会「メテヒ教会(Metekhi Church)」に行ってきました。
素朴ながら、歴史と地元の様子を感じることができる雰囲気の良い教会でした。
かつては、牢獄としても使われたらしいとのことで、いろいろな歴史を経てトビリシの街を5世紀から守っている教会です。
旧市街のシンボルとも言えるメテヒ教会について紹介していきますね。
- トビリシ・メテヒ教会の基本情報
- モンゴル帝国が破壊?!メテヒ教会への長い歴史
- 魚釣りのメッカ?!メテヒ教会への行き方・アクセス方法
- 地元の人が集う!メテヒ教会の様子と雰囲気
- まとめ|時間があればぜひ訪れたい!眺めも良いメテヒ教会
トビリシ・メテヒ教会の基本情報
- 住所:Metekhi St, Tbilisi, ジョージア
- 電話番号:+995322228532
- 開館時間:不明
- 入場料:無料(2019年12月現在)
- 公式サイト:
モンゴル帝国が破壊?!メテヒ教会への長い歴史
5世紀に当時の王様がココに宮殿をたてたのが、メテヒ教会の起源です。
1235年にモンゴル人が破壊して、その後1270年〜90年にかけて再建。
その後何度かの破壊・修復&再建を経て今に至ります。
ロシアやソビエトの支配下のときには、監獄や劇場として利用されたこともあるというから驚きです。
とてもそんな雰囲気には感じませんでした。
更に驚いたのは、日本の鎌倉時代に、ここまでモンゴル人が勢力を伸ばしていたということ!
モンゴル帝国って本当に大帝国だったんですね。
魚釣りのメッカ?!メテヒ教会への行き方・アクセス方法
旧市街を流れるクラ川沿いに立っています。
旧市街には温泉街があるのですが、その温泉街からクラ川を見ると、大きな教会と銅像がたっています。
それがメテヒ教会です。
なお、クラ川は地元の方の魚釣りスポットになっているようで、上の写真のように多くの人達が魚釣りを楽しんでいました。
なんとなく、クラ川をみて、日本のお城にあるお堀を思い出しました。
入り口は、川沿いの道路を歩いてゆるやかな坂道を登ったところ(途中)にあります。
上の写真のような扉から、中に入ることができます。
周辺にはいくつかの、小さなレストランやお土産屋さんが並んでいました。
地元の人が集う!メテヒ教会の様子と雰囲気
教会の入口には、腰回りにまく布が置かれており、ジョージアの他の教会と同じく、入場前に腰にまきつけて入りました。
その布が置かれていたカゴの中で眠っていた、犬もいて、かわいかったです。
教会の中には、大勢の地元の人がいて、お祈りをしていました。
観光客は、ほぼ私一人だったと思います。
イタリアなどの教会とは違って椅子がないので、そんなに大きくはない教会の中で密集して立って、神父の話を聞いていました。
立っているにも関わらず、神父の話は長いので、私は少し疲れて出てきてしまいましたが、他の人達は熱心に神父さんのお話を聞いていた点が印象的でした。
教会の周辺は駐車場とちょっとした庭園がありました。
庭園には上の写真のような3つの鈴が並べられたものもあり、結婚式の写真を撮っているカップルもいました。
トビリシの創建者であるゴルガサリ王の騎馬像の近くまで歩いていくことができます。
この銅像は1958年に建てられたとのこと。
もう半世紀近くも、トビリシの街を見守ってきたことになります。
ここは、見晴らしがいい丘の上にたっているので、トビリシの旧市街やナリカラ砦、ケーブルカーの様子を一望することができます。
まとめ|時間があればぜひ訪れたい!眺めも良いメテヒ教会
観光スポットと言えるほどの見どころは少ないものの、ジョージアの人たちの生活が垣間見えるスポットです。
観光の醍醐味は、自分が知らない世界の人たちの生活が垣間見えること。
ジョージアの歴史と生活を感じてみてください♪