ホーチミン観光で何をしようと計画をねっている方向けに、ホーチミンから日帰りで参加することができる、メコンデルタツアーについて紹介します。
私もホーチミンに3日ほど滞在したのですが、地元の人に相談したところ、
「初めてのホーチミンなら、メコンデルタツアーかクチトンネルのツアーに参加してみたら?」
とのことだったので、今回はメコンデルタツアーに参加することにしました。
本記事では、シンツーリスト(The Sinh Tourist)が運営するメコンデルタツアーに参加した感想を紹介していきます。
- メコンデルタツアーを催行するシンツーリストの基本情報
- ホーチミンのおすすめ現地ツアー会社
- ホーチミン発メコンデルタ1日ツアーの申込み方法
- ホーチミン発メコンデルタツアーの集合・出発場所
- ホーチミン発メコンデルタツアーの立ち寄り場所とスケジュール
- ホーチミン発メコンデルタツアーに参加した感想
- ホーチミン発メコンデルタツアーはこんな人におすすめ
メコンデルタツアーを催行するシンツーリストの基本情報
- 住所:246 Đường Đề Thám, Phường Phạm Ngũ Lão, Quận 1, Hồ Chí Minh, Vietnam
- 時間:午前8時〜午後5時
- 料金:229,000ドン(約1,100円)
- 料金に含まれるもの:専用車、ガイド、船、フルーツ、昼食
ホーチミンのおすすめ現地ツアー会社
繁華街のいくつかツアー会社をまわりましたが、地元の人のおすすめもあり、ホーチミンの繁華街に事務所があるシンツーリストを利用することにしました。
かつてはシンカフェとしてカフェのお客さま相手に現地ツアーを斡旋していたようですが、カフェよりもツアー業が本業になってしまったという変わった経歴をもつツアー会社です。
事務所も活気がありましたし、ひっきりなしにお客が入ってきていました。
参考までに、シンツーリストが提供するツアーの料金は下記の写真の通りです。
メコンデルタツアーの1日ツアーは、なんと約1,100円で参加することができます!
ホーチミン発メコンデルタ1日ツアーの申込み方法
シンツアーのオフィスに直接行き、申込みをしたいツアー・日時・参加人数を伝えます。
現金でシンツアーの代金を払います。
シンツアーの真横にATMがあるので、現金がなくてもATMですぐに下ろすことができます。
申込み後にもらえる、ツアーの申込書をわすれないように保管しておきましょう。
2月の平日催行のツアーでしたが、前日の申込みでも大丈夫でした。
ホーチミン発メコンデルタツアーの集合・出発場所
ツアー当日はシンツアーのオフィスが集合場所です。
まずオフィスに行ったらチェックインをすませて、ツアー代金に含まれる水やお菓子類を受け取ります。
チェックイン後は、無料Wi-Fiもあるシンツアーのオフィスの中で待機をしていると、8時頃に添乗員と思われる声量大&滑舌の良いお兄さんがやってきて、「デルタツアーに参加する人はこっち!」と声をかけられます。
そのまま表に出て、お兄さんの後を5分ぐらい歩き、バスが停まっている公園横に向かいます。
バス乗り場で、2台に分かれてバスに乗り込みます。
ホーチミン発メコンデルタツアーの立ち寄り場所とスケジュール
ホーチミン市内から大型の観光バスに乗り、1時間ぐらいでメコン川沿いにある船着き場へ。
船着き場で簡単な説明を聞いて、メコン川の遊覧船へ出発します。
船着き場にはお手洗いがありました。
船自体は、かなりシンプルなつくりの船で、ハノイのハロン湾遊覧を思い出させます。
観光スポット:ココナッツキャンディー工場
茶色のココナッツキャンディーを作っている様子を目の前でみることができます。
ココナッツキャンディーの整形・梱包の部分は見ていて面白かったですね。
一つ一つが手作業でした。
初めてココナッツキャンディーを食べましたが、かなり美味しかったです。
ただ、キャラメルチックだったので、歯の詰め物がとれないかと気になりました。
歯が健康だったら、ココナッツ飴は買ってもいいかなと思いました。
こちらの工場では、ツアーガイドがココナッツを実際に割って、ジュースを取り出し、飴の作り方まで実演してくれます。
ツアーガイドはココナッツ飴の専門家ではないのにあれだけ説明するのはすごいなと感心しました。
観光スポット2:フーン島でベトナム料理のランチ
ツアーなので期待していませんでしたが、味は中の下です。
ベトナム料理って美味しいのに、どうしてこうしたツアーでは美味しい料理が出てこないんでしょうか…せっかくの生春巻きも美味しくなかったです。
メコン川沿いにたった南国風の大きな建物の下に沢山のテーブルが並んでおり、他のツアー客(韓国人大学生ふたり組)と相席でご飯を食べました。
珍しかったのは、魚を鱗ごと焼いた丸焼き(立った状態)。
こちらの魚の身を生春巻きの皮で包んでくれました。
酸っぱいパイナップルスープが出てきましたが、あれだけは韓国人グループも変な顔をして手をつけていなかったです。
観光スポット3:はちみつ農園でメコンデルタの伝統音楽を鑑賞
こちらが最も印象に残った、ハイライトとも呼べる観光スポットです。
ランチが終わると、30分ほど再びボートに乗って下流の方へ。
奥の方に入っていったところでボートを降り、民家の脇道を炎天下の中30分ぐらい歩きます。
車も走れない小道で、探検隊のような雰囲気が楽しむことができます。
炎天下のハイキングが終わると、馬車が登場!
5-6人ずつのグループにわかれて馬車に乗り、10分〜15分進みます。
暑い炎天下の中、大人5-6人を乗せて、熱いアスファルトの上を進んでいくのは馬にとってもつらいだろうなと、馬が気の毒になりました。
馬車の降車場所には、丁度良く! サトウキビジュース売り場が登場!
すべてが仕組まれたように、喉がカラカラに乾いたタイミングでサトウキビジュース屋が出てきたので、思わずサトウキビジュースを購入してしまいました。
さすがに、ツアー客全員が購入していました。暑かったんで…。
あのサトウキビジュースはライムが効いていて、本当に絶品でした。
美味しかったので全く不満はないですが、あれは間違いなく旅行会社が仕組んだ罠(?)だったとおもいます。
その後、小道に入り、はちみつ農園と呼ばれる場所へ。
実態は、はちみつ農園とは呼べないただの休憩場所です。
フルーツを食べながらベトナムの伝統音楽を鑑賞しました。
生演奏・生歌を聞かせてもらえるのですが、歌手のお姉さんたちが笑いながら歌っていたりと、プロフェッショナリズムに欠けていました…。
真面目に歌っているお姉さんもいたのですが。
伝統音楽はいいアイデアだと思いますが、もう少し良い見せ方があると思います。
伝統音楽鑑賞後は、すぐ横にある船着き場から船頭さんが漕いでくれる小舟に乗って、元々乗っていた大型ボートまで移動します。
船頭さんは最初は手でこいでくれるので雰囲気がありますが、途中から必殺技「電動エンジン」がでてきて、ブーンっと高速移動します。
船頭さんによっては疲れているのか、乗り込んですぐにエンジン技を持ち出す人もいたりで、船によってバラバラです。
自由な国ベトナムを感じました。
船頭さんによっては、チップが要求されます。
ボートで船着き場へ
再び大きめのボートで、船着き場までもどります。
船着き場までは30分ぐらいだったでしょうか。
船着き場でバスに乗り換え、約2時間バスに乗ってホーチミン市内に戻り、午後5時にシンツアーの前で解散となりました。
ホーチミン発メコンデルタツアーに参加した感想
悪くなかったです。
メコン川に象徴的な観光スポットがないので、一つ一つの立ち寄り場所が小粒なので、インパクトに欠ける気もしました。
ただ、現地の旅行会社もそこは知恵を絞っていて、ツアーの中に小舟や馬車での移動を組み入れることで、色々経験した気になり満足感はありました。
その知恵の絞り方に、見どころがないところでもこう見せれば観光スポットになれるんだ!と感心したぐらいです。
こちらのシンツアーですが、韓国のガイド本か有名なWebサイトで紹介されているらしく、ツアー参加者の多くが韓国の方です。
参加者の多くは感じのいい方が多くてよかったのですが、ある一組の家族連れだけは、わがまま言い放題のドラ息子が色々な意味で暴れていて、チョット疲れました。
ホーチミン発メコンデルタツアーはこんな人におすすめ
初めてホーチミンを訪れる人であれば、参加してみても楽しいと思います。
2回も3回も参加する程ではないと思いますが、1回だったらいいと思います!
メコン川は茶色の川なのでクルーズと言っても、普通に想像するようなロマンチックな感じのものではないですが、資源豊かな茶色いメコン川のクルーズも悪くなかったですよ。