アメリカが一気に日本を追い越して、コロナウイルスの感染者数が拡大中です。
地元のニュースでも、コロナウイルスのニュースがかなり多くなりました。
約1ヶ月前に紹介した「アメリカでのコロナウイルスに対する反応」とはうってかわって、かなり本気度が高い対策に変わってきたのを日に日に感じます。
本記事で、今日のアメリカはコロナウイルス対策に対してどんな様子なのかを紹介していきます。
- コロナウイルス:アメリカ・サンフランシスコ近郊の街の様子は?
- コロナウイルス:アメリカ・サンフランシスコ近郊で買い占めは起こっている?
- アメリカの会社の様子は?
- アメリカの人たちの反応は?
- アジア人は差別されるのか?
- ついでに覚えておきたい、インフルエンザ・風邪・コロナの病状に関する英単語
- まとめ|アメリカも本気でコロナウイルスで対策中
- 現地ブロガーさんによるアメリカ最新情報
コロナウイルス:アメリカ・サンフランシスコ近郊の街の様子は?
数週間前まではアジアで起こっていることと遠めに見ていたアメリカですが、先週ぐらいからかなり温度感が上がり始めました。
本日、2020年3月11日、サンフランシスコ市は公式に「1000人以上のイベントを少なくとも2週間は中止にするように」というお達しを出しました(ニュース記事)。
このため、地元では大人気のNBAバスケットチームWarriorsの試合や、人気野球チームSan Francisco Giantsの試合もキャンセルや観衆なしの試合に変更になっています。
今は、街の中も人がまばら。
美味しいレストランが沢山ある、グルメの街「サンフランシスコ」も、普通は金曜日の夜は人がいっぱいですが、最近はかなり人が少ないと聞きました。
特に、中華系のレストランは大打撃。
先日、サンフランシスコのチャイナタウンの人気クッキー店「Golden Gate Fortune Cokie Factory」の主人が、売上が4割〜5割減だと嘆いていました。
かなり経営が厳しくなっている様子です。
そして、ロサンゼルスのレストランでは、客の検温を開始したところがあると地元のテレビで話題になっていました。
人との距離も近くなるレストランには、正直今は行きたくない。
Uber Eatsやdデリバリーなどのデリバリサービスを使いたくなりますね。
私は、ずっと家の中にいるとストレスが溜まる性格なので、平日はお気に入りのヨガマットを使って、家の中でヨガをしながら、ストレスと運動不足の解消を心がけています。
さらに、私達は週末は人が少なそうな公園に5kmぐらいのハイキングに出かけることが多いです。
こちらは、先週末に言ったハイキングコース。
ハイキングで他の人たちとすれ違うときは、お互いにあまり近づきすぎないように警戒している雰囲気を感じます。
お互いに警戒はしていますが、もちろんエチケットとして「ハイ」ぐらいは(こんな時期だからこそ)言いますよ!
コロナウイルス:アメリカ・サンフランシスコ近郊で買い占めは起こっている?
日本でもトイレットペーパーやマスクが品薄になっていましたが、アメリカでも同じ現象、つまり買い占め現象が2週間ぐらい前から起きています。
私が、アメリカのイトーヨーカードー「ターゲット(TARGET)」に先週の日曜日に行ったときには、下記のようにツイートしました。
上の写真のように、トイレットペーパーコーナは、ガランとした棚が広がっていました。
本当にアメリカでもトイレットペーパーがきれいになくなっていた…缶詰とパスタも品薄気味。もちろん除菌シートやマスクはほぼ売り切れ。そして免疫を高めるビタミン剤も売り切れ気味でした。ビニール手袋🧤で買い物をしている若いお兄さんも発見。#コロナウイルス #アメリカ pic.twitter.com/uWEPAtgyvK
— みりん@旅する会社員🇺🇸 (@135eastcom) March 9, 2020
ターゲットを一周まわってみて、アメリカでかなり品薄になっていると感じたのがこちらの品々。
誰もつけていないのに、マスクが1ヶ月前から本当に売っていない。
みんな、家に貯めているのか?!
ギリギリ、うちは購入することができた、抗菌ジェル。
毎日、使っています。
これも買いたかったけど、買えなかった…特に飛行機に乗るときは、除菌シートで座席の肘掛けやテーブルを拭いたほうがいいと、アメリカのテレビ番組で言っていました。
そして、ビタミンCのような免疫をアップする効果が期待されるサプリ系の棚もガラガラ。
↓のビタミンCは(当時は美肌目的で)私も購入して飲んだことがありますが、飲みやすかったですよ。
オススメです。
アメリカって、結構色々なことに大げさに反応して、頻繁に買い占め騒動が起こる印象があります。
山火事といえば買い占め。そして、大雪といえば買い占め。
例えば、以前少し寒いエリアに住んでいたときには、大雪予報がでると、パン・トイレットペーパー・水がスーパーの棚から消えていました…
日本に負けず劣らず、アメリカもちょっと大騒ぎする傾向があります…
アメリカの会社の様子は?
会社は海外への出張は全て原則禁止になりました。
どうしても必要な場合は、CEOかCOOの承認が必要。
アメリカ国内への出張はまだOKですが、なるべく行かないでという雰囲気ですね。
また、最近日本でブームになっているテレワーク(英語ではリモートワーク)も、アメリカでは更に利用されるようになりました。
私が働いているIT業界は、普段からリモートワーク(テレワーク)が普及してます。
今週からは、混乱もなく、更に多くの人たちがリモートワークに移行しました。
会社の人口密度が激減しました。
まだ、会社からはリモートワークを強制されていませんが、自主的にリモートワークをしたいと申し出て移行した感じです。
私は、テレワーク賛成派。
自宅には、座っても&立っても仕事ができる昇降式の机と、デュアルディスプレイ(PC用スクリーンを2つ保有)、BOSEのスピーカーを揃えています。
リモートワークでも不自由なく(むしろ快適に)仕事ができる環境が、自宅に整っています。
かつて、ルームメイトと住んでいた頃は、家は寝るだけの場所で、くつろげなかったので、むしろ好んで会社に行っていました。
そんなわけで、自宅の環境にもよるかなとは思います。
私は、ほとんどの会議が電話会議かビデオ会議。
正直、どこで働こうともあまり変わりませんし、生産性も殆ど変わらないですね。
▶アメリカで身につけたリモートワーク(テレワーク)のコツをまとめた記事はこちら
さらに、私が在宅を好む理由がもっとあります。
休みたいときに休んで、集中するときに集中して仕事を終わらせることができること。
会社だと、やっぱり物理的に色々邪魔が入ります。
自分の空間が担保できるので、私は在宅がいいなぁと思います。
たまに、会社に行って、同僚と親睦を深めるのもいいですけどね。
日本の友人の話を聞いていると、日本のテレワークって息苦しそうに感じます。
たとえば、進捗管理が厳しいようですし…
私が出会ったアメリカ人上司の多くは、毎日どこまで進んだか?といった進捗の管理(いわゆる、マイクロマネジメント)はしません。
結果だけが勝負の世界なので、何時間働いたとか、そういう努力系の話は、はっきり言ってあまり取り合ってもらえません。
上司もそういう管理の仕方はしてこないのが、アメリカ系会社の特徴です。
私はそれでいいと思います。
信用してもらったほうがやる気も出るってものです!
全員とはいいませんが、日本人は総じて真面目な人達。
普通に、きちんと仕事をしていれば、それなりに評価してもらえると思いますし、マイクロマネジメントは必要ないと思います。
外国、特に欧米でマイクロマネジメントをやる上司は、かなり嫌われます。
日本人上司の方々、ご注意ください…
うまく褒めて、手のひらで転がすのがオススメです。
アメリカの人たちの反応は?
同僚とのランチの時間帯には、必ずといっていいほど、最近はコロナウイルスの話になります。
で、そこで聞いたのがこんな話。
インド人同僚とランチを食べてたら、一言。花粉症で鼻をグスグスしてたら、変な目で見られる。困っていると…。アメリカでも花粉症真っ只中。何とかならないものか。#コロナウイルス肺炎 #アメリカ
— みりん@旅する会社員🇺🇸 (@135eastcom) March 10, 2020
花粉症って日本だけのものかと思いきや、アメリカにも花粉症の人たちがたくさんいます。
花粉症の人たちは、今回のコロナウイルス騒動でかなり困っている様子です。
日本のようにアメリカ人もマスクをつけているのか?
マスクをつけている人は、ほとんどいません。
マスクは効果がないという報道のせいなのか、習慣のせいなのかはわかりませんが、会社でもマスクをつけている人は1人だけ。
アメリカ🇺🇸でもコロナウイルス関連の話題がここ数日でかなり増えてきました。今日は、「マスクは新型肺炎対策にかかるのを防ぐには有効ではない。マスクを買うな」とのお達しが。正直、近所の薬局ではマスクは売り切れ。買いたくても買えません… https://t.co/zLiBPcvtEB
— みりん@旅する会社員🇺🇸 (@135eastcom) February 29, 2020
街の中でも、ほとんどマスクをつけている人はいないです。
100人に1人くらいかな?
ただし、マスクは絶賛売り切れ中です。
どこに行っても、手に入りません。
みんなつけていないのに、買って、家で保管しているんでしょうか?
そして、日本と同じくアメリカでもマスクの転売が行われています。
世界中どこにでも、こういう機会を利用する人はいるようです…
アメリカにもマスクの高額での転売が行われています。
アルコール消毒の頻度は明らかに多くなりました。
まず、スーパーでカゴやショッピングカートの持ち手を、備え付けの除菌シート?で多くの人が拭くようになりました。
アメリカでもコロナ対策なのか、スーパーでカゴやカートの持ち手を除菌シートで拭いている人が多くなってきた。
— みりん@旅する会社員🇺🇸 (@135eastcom) March 2, 2020
アジア人は差別されるのか?
そんな報道もありますが、少なくとも私は今回のことで差別されたと感じたことはありません。
カリフォルニアというアジア人が多い州に住んでいるからかもしれませんが、身の回りの人からもアジア人に対して実際に差別にあったと言っている人はいません。
うちのマンションは白人の住人たちも多いですが、みんな親切です。
ただ、私の知らないところで起こっている可能性もあるので、100%差別はないとは言えませんが、節度をもって行動していればいいと思います。
ただし、アメリカは多民族国家。そして、私はアメリカではマイノリティ。
日本とは違うので、多くの色々な考えを持った人たちが、私達の言動をみていることに気をつけて行動したいと、いつも思っています。
ついでに覚えておきたい、インフルエンザ・風邪・コロナの病状に関する英単語
病院に行ったときに、覚えておくといい単語をリストにしました。
7年住んでも、いくつか知らない単語が…これを機会に覚えておきます!
- Cough(咳)(読み方:カァ〜フ)
- Fatigue(倦怠感)(読み方:ファティーグ)
- Fever(熱)
- Shortness of Breath(息切れ)
- Aches and Pains (痛み)
- Diarrhea(下痢)
- Sore Throat(喉の痛み)
- Stuffy Nose(鼻詰まり)、Runny Nose(鼻水)
- Headache(頭痛)
- Itchy Eyes (目のかゆみ)or Watery Eyes(涙目)
- Sneezing(くしゃみ)
- Stomach Pain(胃痛)
- Vomiting(嘔吐)
まとめ|アメリカも本気でコロナウイルスで対策中
アメリカも本気度が高まっています。
イベントは中止が相次いでいますし、会社もテレワークがかなり就留になりつつあります。
街の人たちも、少しピリピリしていると感じます。
早く、普通の生活に戻れるといいですね。
一緒に頑張っていきましょう〜。