ここアメリカでも新型肺炎コロナウィルスが連日報道されています。
こちらアメリカでの新型肺炎の報道と、実際に街の様子はどうなのかを、アメリカ在住者の目線から紹介していきたいと思います。
追記:3月に入り、アメリカも新型肺炎の患者数が増え、のんびりムードではいられなくなり、様子が一変しました。
- 大統領選・スーパーボウルと並んで、新型肺炎がトップニュース
- つ、ついに…アメリカ人がマスクをするようになった…
- マスクをつけないアメリカでも、マスクが売り切れ…
- 会社では中国への出張禁止令、でもまだ落ち着いている同僚たち
- さいごに
大統領選・スーパーボウルと並んで、新型肺炎がトップニュース
ニュースでもトップニュースとして、コロナウィルスの件が報道されています。
「今日は何件感染者が、○○州で見つかって入院になりました」といった報道がメインです。
また、空港での対応の様子やこれから飛行機に乗る人達にインタビューしているシーンも多く、空港でマスクをしている人々の様子が映し出されています。
最初のうちは少し家から離れたエリアで感染者が見つかったという報道でしたが、いよいよ最近ではうちから40km離れた街でも感染者が見つかったという報道があり、いよいよ我が家にも身近な問題となってせまってきました。
つ、ついに…アメリカ人がマスクをするようになった…
通常、アメリカでは医療関係者以外はマスクをしません。
わたしもアメリカに住んで6年になりますが、マスク姿の人を見たことがありません。
それが、今回のコロナウィルスで、初めて一般の人がマスクをしている姿を見ました。
それも食品スーパーで。
週末、食料の買い出しにTrader Joe'sという日本でもおなじみのスーパーに行ったところ、買い物客が70−80人くらいはいたと思いますが、うち2人がマスクをしていました。
1人は元気そうな若い女性、もう1人は少し年配の女性です。
正直、振り返って二度見してしまうぐらい驚きました。
これは、アメリカでも人々がかなり脅威に感じている証拠だと思います。
マスクをつけないアメリカでも、マスクが売り切れ…
アメリカでも、オンライン・オフラインでマスクが売り切れになっています。
さすがに、先週ぐらいから心配になってきてマスクを買おうかなといつものようにアマゾンを覗いてみると、N95と言われる特殊なマスクは売り切れ、もしくはかなり高値で販売されていました。
普通のマスクを買おうかと迷っていたのが先週水曜ぐらい。
週末には、私が住んでいるエリアでもコロナウィルスの患者が発見され、これはやばいとマスクを米アマゾンで探しましたが、すでに売り切れでした。
WalmartもTargetでも売り切れ。
じゃあ、アメリカの薬局チェーンCVSはどうだ?とサイトを見てみたら、オンラインでは売り切れだけど、お店にはありそうだったので翌日、CVSを訪れることにしました。
そして、翌日。
CVSに行ったら、マスクもサニタイザー(消毒液)も、なんとすべて売り切れ!
家の近くのちょっと奥まった住宅街にあるCVSなので、マスクはあると思ったのですが甘かったですね。
こちらのニュースサイトでも報道されていますが、N95のマスクに関しては$1.5のものが一個$5〜$7で販売されています。
フリマアプリでも同じくらいの高額な値段でした。
本当に必要な医療関係者がマスクを入手できないかもしれないとのことで、マスクの供給が早く需要に追いつくといいですね。
私は、当面は人混みにいかず、家に常備していたサニタイザー(薬用ハンドジェル)と手洗い&うがいで乗り切りたいと思います。
ありがたいことに、アメリカはWork from Homeの環境が整っているので、いざとなったら家にこもろうと思っています。
薬用ハンドジェルですが、私は下のような持ち歩き用のポケット・ハンドジェルを持ち歩いて、気がついたら使うようにしています。
便利でおすすめですよ!
会社では中国への出張禁止令、でもまだ落ち着いている同僚たち
もちろん、アメリカの会社でも新型肺炎はビッグトピック。
1月末の早い段階で、中国への出張を控えるようにとの通達がありました。
さらに中国へ行った人は家から仕事をするようにとの通知もありましたね。
正直、会社ではあまり変わった様子はありませんが、廊下やすべての会議室にハンドジェルが設置されています。
前の米系の会社でもハンドジェルがおいてあったので、アメリカではオフィスにハンドジェルは常識のようです。
会社の同僚とも新型肺炎について話すことはありますが、メイントピックではないですね。
季節柄、スーパーボウルのほうがみんな興味があるようです。
さいごに
アメリカでの新型肺炎による街の様子を紹介しました。
かなり大きな騒ぎとなりつつありますが、あまりパニックにならずに落ち着いて対処していきたいと思います。
個人的には、病気に対して一致団結しなければいけないときに、人種差別などが冗長されないかと心配しています。
アメリカは多民族国家であるからこそ、人種差別が起こりやすい。
みんなが、「病気を広めない・回復する」という目的を見失わずに、落ち着いて対処していきたいですね。
理由はわかりませんが、私が見ているアメリカのニュースでは患者の国籍について言及していないのはそのためでしょうか?
だとしたら、立派な心遣いだなと思います。
IT業界で働くものとしては、こういうときこそIT技術を駆使して、リモートでも働くことができるようになるといいなと思います。
技術をうまく使って、こうしたパンデミックにも落ち着いて対処していきましょう!