日本での滞在先である神戸から、会社員・貧乏旅行の最初の訪問国であるモロッコまで、せっかくなので貯めたマイルを利用してしまおう!と奮発し、スターアライアンスのビジネスクラスで行くことにしました。
ビジネスクラスを堪能するために、最も長い路線&評判の良い航空会社という基準で色々と比較検討し、今回はANAの羽田—パリ路線を利用して、モロッコまで向かうことにしました。
ANAの東京羽田−パリ路線のビジネスクラス体験があまりに素晴らしかったので、本記事で紹介していきます。
あ〜、一度体験すると忘れられませんね…
- ANAビジネスクラスの搭乗路線の基本情報
- ANAビジネスクラスのチェックイン
- ANAビジネスクラスの座席の様子
- ANAビジネスクラスの寝心地
- ANAビジネスクラスの機内食
- ANAビジネスクラスのアメニティ
- 番外編:ANAビジネスクラスでの特別サービス
- ANAビジネスクラスはこんな人におすすめ
ANAビジネスクラスの搭乗路線の基本情報
- 搭乗路線:羽田空港発、パリ・シャルル・ド・ゴール空港行き
- 便名:NH215
- 機体:B787-9
- 搭乗日:2018年12月初旬
ANAビジネスクラスのチェックイン
神戸空港から羽田空港経由でパリに向かったので、ビジネスクラスのチェックインは神戸空港で行いました。
羽田空港の国際線乗り換えは、1度セキュリティの外に出る必要があったので、少し余計な時間がかかる点に注意が必要です。
羽田空港での詳しい乗り換えの様子は、記事「羽田空港・国内線から国際線への乗り継ぎ方法を写真付きで紹介」で写真付きで紹介しています。
ビジネスクラスの場合は、ANAの専用ラウンジを利用することができます。
ぜひ活用しましょう。
普段は、プライオリティ・パスを利用して空港ラウンジを利用していますが、やっぱりANAの専用ラウンジはサービスの品質レベルが1段上です。
詳しくは、記事「【実体験】何度でも行きたい!東京・羽田空港・国際線のANAラウンジ体験」で。
ANAビジネスクラスの座席の様子
B787-9型は1人−2人−1人の構成になっていました。
窓際は、座席の配置が、窓と通路側の交互に配置されています 。
私のおすすめは、窓際の列の窓側の席。
フライト中は外の景色をほとんど楽しむことはできませんが、離陸・着陸時には外の景色を楽しむことができますし、隣がいないので席をたつのも気兼ねがいりません。
パット見たところ、エコノミーは空席があるようにみえましたが、ビジネスクラスは満席でほぼ満席でしたね。
空きがあったのは最後の列ぐらいです。
座席には、USBチャージャー、電源口、ライト、スピーカー、18インチのモニターが備え付けられており、さすがビジネスクラス。快適な環境でした。
座席はフラットになるだけでなく、座席の前後を調整することができたり、腰のあたりに空気を入れて座りやすくする機能もありました。
座席のシートピッチはかなり広いので、私の身長(165cm)だと足を伸ばしても足置き場にギリギリ届くぐらいだったので、座席の位置を前後に調整できる機能はかなり助かりました。
テーブルも大きくて、ノートパソコンをおいても、更に飲み物を隣におくことができるくらい余裕をもった大きなサイズのテーブルでした。
さらに、席の横にはサイドテーブルもあるので、必要なものはすべて自分のまわりにおくことができる、何とも贅沢なデザインです!
ANAビジネスクラスの寝心地
気持ち170度位のフラットベッドだったとおもいます。
180度の完全フラットではありませんでしたが、よく眠れました。
座席の上に、細長い座布団のようなマットレスをひいて、エコノミーでは見たことがない羽毛が入っていると思われる、めちゃくちゃ暖かいブランケットをかぶって寝ます。
いつもは寒く感じる機内もこのブランケットをかぶっていたので、半袖でも少しだけ汗をかいてしまいました。
フラットシートだったら足はむくまないかなと思ったのですが、やっぱりフライト後は手足がむくみましたね。
ビジネスクラスでも、むくみケア用靴下「メディキュット」を履いていったほうがいいかもしれません。
足のつま先部分のスペースが少し狭いので、ギリギリの設計かと思いますが、少し横になったときに足を上に少し挙げられるスペースがほしいなと思いました。
ANAビジネスクラスの機内食
約12時間の飛行時間中、ウェルカムドリンク・昼食・朝食の三食がでてきました。
その他にも、好きなときに一風堂のらーめん、きつねうどん等が出してもらえるとのことでしたが、ANAの空港ラウンジでかなり食べてきてしまった私たちは、そういったオプションメニューを楽しむお腹の余裕がありませんでした。
残念!
本記事では、ウェルカムドリンク・昼食・朝食を紹介していきます。
ウェルカムドリンク
機内搭乗後すぐに、シャンパンかオレンジジュースがふるまわれました。
もちろん、シャンパンをお願いしました。
昼食
料理は、和食と洋食から選択することができました。
私のセオリーから言うと、出発地の料理を食べたほうが美味しいことが多いので、通常であれば和食を選ぶのですが、今回は洋食メニューがあまりに魅力的で、誘惑に負けてしまい洋食を選んでしまいました。
ビジネスクラスの食事は、テーブルの上に白い布がひかれ、高級レストランのようです。
もちろん、コップはプラスチックではなく、すべてガラス。
もうエコノミークラスのお盆の食事に戻れないかもしれません…
アペタイザー:鱈のスモークとカリフラワーのコンポジション
これは、味もさることながら、その発想というか調理方法に驚きました。
一見、鱈のスモークの上に、薄くスライスしたチーズがのっているのかなと思いきや、これがカリフラワー。
カリフラワーの茎の部分をこんなにきれいにカットすると、全く違う見た目の料理になるんですね。
スープ:コーンスープ
コーンスープが大好きな私ですが、このコーンスープは濃厚で美味しいかったですね。
奇をてらったものはなにもない、普通のコーンスープでしたが、味は好みでした!
メインディッシュ:牛頬肉のブレゼと人参のコンフィー、ブレゼのジュとともに
メインの牛頬肉は柔らかいのですが、なんだかパサパサ感がして個人的にはイマイチ感がありました。
ソースは美味しいとおもいましたが、アペタイザーがあれだけインパクトがあったので、メインも同じぐらいのサプライズを期待しましたが、アペタイザーの方が美味しかったかな。
パン:バゲット、シャンピニオン、ノワレゼン
名前が確かではないのですが、シャンピニオン(蓋のようなものがついているパン)はおいしかったですね。
ノワレゼンは、以前神戸のパン屋で食べたフルーツパンに味が似ていると思いました。
デザート:エモーション・キャレ・ブラン
これだけ見ても何のことかわかりませんが、コップの中に何層にもなったクリームやゼリーが入っているデザート。
層ごとに異なるフルーツが入っていて、違う食感があり、1つのデザートを食べていて、色々楽しめるデザートでした。
美味しかったですよ。
朝食
最後の機会と思い、和食の朝食をお願いしました。
朝食はほとんど記憶に残っていないので、普通でしたね。
ANAビジネスクラスのアメニティ
アイマスク、歯ブラシセット、耳栓、リップクリーム、ハンドクリーム、フェイシャルミストが入った小物セット。
色は青色ですが、完全に女性向けの商品ですね。
主人はこれあげると、速攻で私にくれました。
ハンドクリームなんかはとてもいい匂いがして、今でも大切に使っています。
番外編:ANAビジネスクラスでの特別サービス
ビジネスクラスは、キャビンアテンダント一人あたり、担当している乗客の数が少ないのでキャビンアテンダントの方と少しだけお話する機会がありました。
「ご旅行ですか」と聞かれたので、「いやぁ、私達は会社を辞めてこれから3ヶ月間旅に出るんですよね…」と言ったら、暫くして上のような日本のお菓子の詰め合わせを作って持ってきてくれました!
「日本のお菓子が恋しくなったら、これを食べてください」という温かい言葉と共に!
ささいなことですが、こういう細かな心遣いが嬉しいんですよね!
このお菓子、大切に大切に旅行中持ち歩き、約1ヶ月温存した後、クロアチアで大切にいただきました!
人を喜ばせるって、プレゼント自体の質ではなく、こういう特別な思いやりなんですよね!感動しました。
いい勉強をさせてもらいました。
ありがとう、ANAのキャビンアテンダントさん!
ちなみに、今回頂いた「めんべい」。
福岡のお菓子ですが、とっても美味しいです!
福岡に帰ったらいつも買って帰る、お気に入りのせんべいです。
手土産にぴったりです。
ANAビジネスクラスはこんな人におすすめ
金銭的に余裕がある人には誰にでもオススメです!
特に長距離路線は、疲労度がかなり違いますね。
普通にチケットを買うと、30〜40万円かかりますが、今回は長年貯めてきたユナイテッド航空のマイルを利用して、ANAのビジネスクラスに乗ったので、空港税の数万円だけ!やっぱり、よかったです!
私は一般の会社員なんで何度も乗れるものではないですが、また乗ってみたいです。
なかなかマイルを貯めるのは大変ですが、私達はなるべく買い物はクレジットカード払いにしてマイルを貯めています。
海外旅行をマイルで行きたい方は、航空会社のクレジットカードは必須ですよ。
クレジットカードを申し込むときは、ANAアメックスカードのように、入会時にボーナスマイルがもらえるものに入会するのが、マイルを爆速で貯めるコツです。