サンフランシスコから車で約1時間のところにある、サンノゼ・ジャパンタウン(日本人町)のJapanese American Museum of San Jose (サンノゼ・日系移民博物館)に行ってきました。
サンノゼ・ジャパンタウンというと、サンフランシスコやロサンゼルスとは違って観光客があまり来ない場所ですが、地元に根付いて日本文化が残っている街の一つです。
サンノゼ・ジャパンタウンには観光スポットと言えるところが少ないのですが、移民博物館はぜひ訪れたい場所の一つです。
日本の教科書では教えてくれない、サンノゼで私たちの先祖である日本人が、どうやって異国の地でたくましく生き抜いたかを知ることができるオススメの博物館です。
- サンノゼ・日系移民博物館の基本情報
- サンノゼ・日系移民博物館への入場方法
- サンノゼ・日系移民博物館の展示の様子と雰囲気
- アメリカ西海岸の日系移民についてもっと知りたい人へのオススメ本
- 日系移民について知りたい人は神戸・三宮の「海外移住と文化の交流センター」もオススメ
- さいごに
サンノゼ・日系移民博物館の基本情報
- 施設名:Japanese American Museum of San Jose
- 住所:535 N 5th St, San Jose, CA 95112 Google マップ
- 入場料:大人 $8、学生&シニア $5、5歳以下の子供 無料
- 開館時間:木曜〜金曜 午後12時〜午後4時
- 見学時間の目安:約1時間
- 公式サイト:https://www.jamsj.org/
サンノゼ・日系移民博物館への入場方法
入口を入って左手にある受付で入場料を払うと、ガイドが必要ですかと声をかけてもらえます。
ガイドは不要ですと言うと、合計約20ページ!の説明書をもらいました。
内容は、各展示物の詳細な説明が書かれています。
博物館に行って、こんなに詳しい解説書をもらったのは初めてです!
日系移民のことを知りたい方には、必須の解説書ですね。
入口の横には売店があり、日系移民に関する書籍や日本の雑貨(アクセサリーや花札等)が販売されていました。
サンノゼ・日系移民博物館の展示の様子と雰囲気
明治時代に日本からアメリカ・サンノゼ周辺にやってきた日系移民に関する歴史について学ぶことができます。
サンノゼ・ジャパンタウンは、実はチャイナタウンと一緒に発展してきたことを示す、当時の地図もあり、当時のアメリカでは同じ東洋人同士、協力しあっていたことを知ることができます。
当時の日系移民の方の多くが、農業で生計をたてていたことから、当時の農作業の道具や生活に使われていた道具が展示されています。
昔のミシンや・鰹節削り機などもあり、祖父母の家で見たことがある道具をみることができて懐かしい気持ちになりました。
当時の日系移民の方が使用していたと思われる、トランクがズラッと並べてありました。
ちょっと重そう。
でも、デザインはレトロで、逆にオシャレですね。
当時は、このトランクで、アメリカは天国のように住みやすい場所、稼いでやるぞ!と思って移住してきたんでしょうね。。
恥ずかしながら、日系移民の方が第二次世界大戦中は収容所に入っていたことを、草彅剛さん主演のドラマ「99年の愛 ~JAPANESE AMERICANS~」を観て初めて知りました。
日系収容所の生活空間についても模型が展示してあり、かなり当時の厳しい生活の様子を知ることができます。
また、日系人収容所も1ヶ所だけでなく複数あり、各地の収容所の様子について展示されています。実際には11万人以上の人が収容所生活を余儀なくされたとのことです。
アメリカ西海岸の日系移民についてもっと知りたい人へのオススメ本
アメリカ西海岸の日系移民についてもっとよく知ることができる手頃な方法はないかなと思って探していたら、「がんがらがん 1 一旗あげちゃるアメリカで」というマンガを見つけました。
第1巻はちょっと博多弁のオンパレードで読みにくいですが、物語が進むにつれて読みやすくなります。
100年前に日本人がアメリカに移民として渡ってきて、どんな生活をしていたかを知ることができるおすすめの漫画です。
これから日本に移民が増えていく中で、私たちの先祖が移民として受け入れられたときのことを知ることで、今、日本人が世界の人をどうやって受け入れるべきなのかを考えるいい機会になるのかなと思います。
日系移民について知りたい人は神戸・三宮の「海外移住と文化の交流センター」もオススメ
実は、日系移民がアメリカやブラジルへの移民前に集まっていた場所が神戸・三宮に残っています。
こちらの博物館も移民の方々の個人のストーリーなどの興味深い展示が盛りだくさんで、本当に面白かったです。
興味がある方はコチラもどうぞ!
さいごに
サンノゼにある、日系移民博物館について紹介しました。サンノゼ・ジャパンタウンを訪れた際には、ぜひ訪れてみてください!
ただし、木曜から日曜までしか開いていないので、ご注意ください。