日本では地域によっては規制を緩めているエリアもではじめた新型肺炎。
一方、アメリカでは新型肺炎対策の真っ只中。
特に私が住んでいるカリフォルニア州は、外出禁止令が発令されています。
数週間でこんなに世界が変わるとは…というぐらい、世界が変わりました。
こちらの記事で、メディアが伝えない、ここ数日のアメリカ・カリフォルニア州の生の様子についてお伝えします。
- アメリカのIT企業は強制的に在宅勤務
- 近所のローカルスーパーは人がまばら。コストコもソーシャルディスタンス厳守!
- 在宅のストレス発散か?公園が大混雑
- サンフランシスコ市からの警告も毎日スマホに届く
- 恐怖!レイオフの波がやってきている
- 最後に少しだけ良くなったこと。空気がきれいになった
- まとめ|そして、今週も引きこもり生活が続く…
アメリカのIT企業は強制的に在宅勤務
今週の月曜日から私の会社は、強制的に全員在宅勤務になりました。
在宅勤務になって、すべての会議はビデオ会議です。
ビデオ会議は慣れているので別に良いのですが、たまには会社に行きたくなります。
2日おきぐらいに、会社のCEOやCOOからメールが来て、今会社がどんなことをしているか、在宅勤務に関して手当を用意しているといったメールが来ます。
今回の非常事態を経験して、一方通行であってもこうした情報提供が行われると安心します。
会社の経営陣は私達のことを考えてくれているんだなと感じました。
こういう人たちが経営陣だと、一生懸命働こうと思いますね。
近所のローカルスーパーは人がまばら。コストコもソーシャルディスタンス厳守!
外出禁止令が発令されていますが、一般市民は散歩や食品の買い出しのための外出が許されています。
コストコなどの大型スーパーは入場制限を行っており、入場前に列に並ばなければいけません。
列に並んだらそこで感染するのでは?という不安もありますが、そこはしっかりソーシャルディスタンス厳守。
写真のように、一定の間隔をおいて並んでいます。
10人ぐらいしか並んでいませんでしたが、それでも入るのに5分ぐらい待ちました。
さてさて、スーパーの中に食品などはあるものの、トイレットペーパーやハンドサニタイザー、卵などの商品は売切れ…
少々不便ではありますが、手に入らないなら入らないなりの生活をするしかないかなと思っています。
うちは基本的には買いだめをしない主義ですが、スーパーに行くと感染のリスクも高まるので、なるべく1回の買い物で済ませることができるよう、大量の買い物をしてしまいました。
逆にいつもよりお金を使っちゃったかも…反省。
在宅のストレス発散か?公園が大混雑
ヨセミテなどの大きな公園は閉園ですが、近所の公園は開いています。
私達も一日家に閉じこもってずっと仕事をしていると、さすがに気が滅入るので、夕方には近所や公園を歩いています。
が、考えることはみんな同じ。
いつもは人がいない公園ですが、本当に人が多い…
通常の週末以上に人が集まっています。
そして困ったことに、混みすぎていてソーシャルディスタンスが保てません。
アメリカ政府は、「6フィート(2メートル)以内には他人に近づくな」と注意勧告しており、全アメリカ国民がしっているはずなのに…
散歩していると私のすぐ横をランナーが駆け抜けていったり…
抜くなら、タイミングを見て抜いていってよって、めっちゃ心のなかで怒ってます。
今は誰がコロナウイルスに感染しているかもわからない状況なので、正直、お互いに気をつけたいんだけどな…
サンフランシスコ市からの警告も毎日スマホに届く
サンフランシスコ市の警報システムに登録したので、サンフランシスコ市からは毎朝、「今日も外出禁止です」のメッセージが届きます。
連日の外出禁止で、市民の警戒心が緩みだしたところで、気を緩めないようにとメッセージを送ってくるので「あぁ、そうだった」と気を引き締めることができます。
アメリカ政府の連日の記者会見や、サンフランシスコのテキストメッセージによる警報システムは、ウマいなぁと感心します。
ここまでやらないと、国民は不安になるし、すぐ油断してしまう。
こういう人の心が弱いところをしっかり理解して、しっかり対応してくるところは、アメリカってすごいなと感心します。
恐怖!レイオフの波がやってきている
最近、アメリカの会社員が気になり始めていることがレイオフ(リストラ)。
数日前に、あの著名なサーカス団シルク・ドゥ・ソレイユが95%の会社員をレイオフし、話題になりましたが、それと同じことがアメリカ企業でも起こりつつあります。
特にレストランや航空業界では、すでにレイオフがはじまりました。
こんな状況だと、新しい仕事を探そうにも難しい…
そうなると、住んでいるアパートの家賃も払えない…車のローンも払えない…
そして、家を追い出されて、ホームレスになるしかない…
というストーリーです。
ここ、カリフォルニははワンルームの家賃が、平均2000ドル(約20万円)から。
こんな高い家賃、収入がなければすぐに払えなくなってしまいます…
貯金だってすぐになくなってしまいます。
こういったレイオフの恐怖が人々の心に芽生え始めているのを察知してか、私の会社の経営層からはメールで、「私達は新規の雇用を一旦全てストップして、既存の従業員の雇用を守ることにした」とのメッセージが届きました。
こういう一言って、すごく重要です。
100%の約束ではないにしても、こういうメッセージが届くと、会社と一緒に頑張ろうという気持ちが起こるものです。
最後に少しだけ良くなったこと。空気がきれいになった
車の渋滞がひどくて有名なシリコンバレーですが、ココ最近の外出禁止令で、車の量が激減しました。
気のせいかもしれませんが、自宅から眺める景色がより鮮明に、遠くまで見えるようになった気がします。
CNNでも中国の空気が外出を制限したおかげできれいになったと報道されているので、私の気のせいではないのかもしれません。
世の中悪いことばかりじゃない、良いことに目を向けていかないと!
まとめ|そして、今週も引きこもり生活が続く…
私が住んでいる街でも感染者が増えており、段々とスーパーに出かけるのが怖くなってきました。
これから2週間は確実に外出禁止令で、基本的には外には出ることが出来ないのですが、本音は家にずっとこもるのは飽きました…
でも、外に出たら感染のリスクが高い。
そして、私のアパートには高齢の方も多く、このアパートのコミュニティにコロナウイルスを持ち込みたくないという気持ちがあります。
家でヨガでもしてストレス解消をするしかないですね。