世界遺産の街「スコータイ」。
アユタヤはバンコクから近いこともあり、多くの観光客で賑わいますが、スコータイは観光客がほとんどいないので、静かに遺跡観光を楽しむことができます。
スコータイは田舎で、少し離れると昭和の初期のような光景が拡がっており懐かしい気持ちになりました。さらにスコータイの遺跡群は自転車を使ってまわれる大きさなので楽しく、ひとつひとつの遺跡をよく覚えています。週に何回かは夜市も遺跡がある公園の中で開催されており、遺跡を見ながら食べるパッタイは最高。そして、スコータイで見た夕日は本当に絶景でした。たった数日の滞在でしたが、旅行から3年経過した今でも、心に残った街のひとつです。
本記事で詳しく紹介していきます。
- タイ・スコータイの基本情報
- タイ・スコータイへのアクセス方法・行き方
- タイ・スコータイ遺跡の観光に必要な日数・時間
- タイ・スコータイ遺跡の観光エリア
- タイ・スコータイのおすすめ宿泊エリア
- スコータイ旧市街のオススメレストラン
- スコータイの旧市街の様子
- スコータイ旧市街の夜市
- タイ・スコータイ新市街の様子と雰囲気
- タイ・スコータイはこんな人にオススメ
タイ・スコータイの基本情報
- 位置:タイ北部。バンコクとチェンマイの中間。バンコクから北に約440km。
- 気候:1年中温暖な気候。
- 行き方:バンコクから飛行機・鉄道・バス。
- スコータイ内での交通:旧市街と新市街の間はソンテウが運行。旧市街での観光は、レンタサイクルでの観光がおすすめ。
タイ・スコータイへのアクセス方法・行き方
スコータイへは、チェンマイやバンコクから飛行機・バス・鉄道でアクセスできます。
電車の駅は市街地から離れているので、スコータイへのアクセスには少し不便です。
飛行機かバスのアクセスがおすすめです。
バンコクからスコータイへのアクセス方法
飛行機
スワンナプーム国際空港から直行便が毎日就航しています。
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鉄道
バンコクのフアランポーン駅発の電車に乗り、ピッサヌローク駅、またはサワンカローク駅で下車します。
約7時間の電車の旅ですが、タイの電車は遅れることがよくあるので、7時間以上は時間がかかると思っておいたほうが良いです。
さらに、下車した鉄道の駅から路線バスでスコータイまで約1時間乗車します。
バス
バンコクのモーチット2のバスターミナルから毎日運行しています。
所要時間は約7時間です。
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チェンマイからスコータイへの行き方・アクセス方法
チェンマイのバスターミナルから、バスが運行しています。
約6時間の長旅ですが、そんなに辛くありません。
事前に、バスターミナルで予約をしておいた方が良いと思います。
タイ・スコータイ遺跡の観光に必要な日数・時間
各遺跡群の観光に2〜3時間が必要です。
大体1泊2日で観光を済ませて、チェンマイやバンコクへ移動する人が多い印象を受けましたが、1泊2日だと正直疲れると思います。
というのは、スコータイは冬でもかなり暑いので、1日中外に出て観光するのは辛いためです。
余裕を持って、2泊か3泊がオススメです。
私も実際に滞在した1月は、午前中は自転車に乗って観光、午後はホテルで昼寝して、夕方になって夕日を見に行ったり、夜市にご飯を食べに行ったりしていました。
スコータイの旧市街内の観光は自転車がおすすめ。そんなに坂もないのでママチャリで手軽にめぐることができます。
私が貸してもらった自転車はなんと日本の高校生のもの。こんなところで活躍しているとは持ち主も嬉しい限りですね!
タイ・スコータイ遺跡の観光エリア
スコータイの遺跡群は大きく3つに別れています。
中央・北・西のエリアに分かれています。
各エリアの観光に2−3時間かかるので、体力があれば、午前中は中央エリア、午後は北エリアといった具合で、観光するのがオススメです。
ただ、スコータイは暑いので、体力消耗が激しい。無理のない計画がオススメです。
中央エリアの遺跡群(スコータイ歴史公園)
一番見応えがあるのが、中央の遺跡エリア。
観光に2〜3時間かかると思います。
スコータイの歴史公園は最も見ごたえがありました。
歴史公園で見る夕日は絶景!夕日を見に来ている人も多く、観光客同士で夕日の写真を撮るポジションを巡って喧嘩をしている人もいました…。
遺跡まで来て、喧嘩はみたくない。みんなで譲り合いましょう〜。
ココで見た夕日が、タイで最もキレイだったなぁ。
北エリアの遺跡群(シー・サッチャナライ)
次にオススメ北の遺跡群。それぞれの遺跡が個性的で、記憶に残る遺跡が多かったです。かつては建物の中にあったと思われるこちらの遺跡も印象的。
中に入ると本当に大仏しか入らない建物の大きさでした。
象が塔の中に組み込まれたお寺(ワット・チャン・ロム)もありました。なかなか、珍しいデザインで象の写真を撮りまくりました。
西エリアの遺跡群
時間があれば訪れるといいのは西のエリア。
小規模なお寺が揃っていました。一つ一つがかなり離れているので、自転車かトゥクトゥクのチャーターが必須です。
上の写真のような田舎の風景を楽しみながら、自転車でまわるのもかなり楽しいです。
スコータイ遺跡は、世界遺産ですが説明が殆ど書かれていません。
遺跡のことを詳しく知りたい人は、現地でツアーガイドを雇うのがオススメです。
タイ・スコータイのおすすめ宿泊エリア
遺跡が集まっている旧市街に宿泊するのがオススメ。
私も、旧市街の中にある、小さなホテル(というよりは民宿)に泊まりました。
なお、新市街と旧市街はかなり離れています。
遺跡観光のたびに車で15分ほど走って、旧市街までやってくるのは面倒です。
新市街には、レストランやお店は多い印象ですが、見所も少ないので、結局は旧市街に出てくることになるので、旧市街に泊まってしまうのがオススメです。
スコータイ旧市街のオススメレストラン


スコータイ旧市街のレストランは、あまり観光地化されていないので、良心的な値段で美味しいものを食べさせてくれるレストランが多いです。
オススメは、歴史公園の目の前にある半屋外のレストラン街か、旧市街にあるマーケット近辺のレストランがオススメです。
例えば、セブンイレブンの横にあるレストランは昼間だけの営業ですが、麺類を食べても40バーツで安くておいしかったです。
セブンイレブンから歴史公園までのエリア(といっても300メートルぐらい)は、欧米の観光客を相手にした比較的高めのレストランが並んでいます。
洋風の雰囲気が漂っているので、ここは観光客向けだとすぐに分かります。
その中のひとつの人が多かったレストランで食べましたが、ヌードル系だと80バーツと他店の価格は2倍で、あまり美味しくなかったです。
できれば、スコータイの旧市街を横切るバスが通る大通りにあるセブンイレブンを超えて新市街側に歩き、マーケットの周辺で食べるのがおすすめですよ。
スコータイの旧市街の様子
スコータイの旧市街には大きな道路が一本。バスも通る大きな道路があります。道路と言っても上の写真のような二車線の舗装された道路。セブンイレブン、バスのりば、市場、レストランが何軒かあります。
スコータイから一本中に入ると、そこはもう昭和の日本。民家が並んでいて、家によっては鶏や犬を飼っている家もあり、鶏がこんな竹籠に入っていました。
日本とは全く違う光景が見れました。楽しかったです!
スコータイ旧市街の夜市
スコータイの歴史公園では夜市が開かれており、食事や雑貨が売っていました。人もそんなに多くないので、食事を買ってお店の裏手に回って、沈む夕日をみながら食事を食べるという、そんな贅沢な時間を過ごしました。
タイ・スコータイ新市街の様子と雰囲気
新市街は見どころが少ないです。
私達も新市街に行きましたが、他の観光客たちも2時間もウロウロしたらもう満足という感じで、街ですれ違った時に、「観光客同士、見どころないねー」と話していました。
と入っても、何があるんだという方にはこちらの記事がオススメ!
タイ・スコータイはこんな人にオススメ
タイ族による最古の王朝の都「スコータイ」の遺跡を堪能したい人にオススメです。
時代は違いますが、雰囲気が似ているアユタヤは観光客が押し寄せて、昔はかなりの田舎だったのですが、立派な都市になってしまっており、ゆっくりと悠久の時を想像しながら楽しむ雰囲気ではありません。
一方、スコータイはまだまだ田舎。
遺跡観光のついでに、住宅地に迷い込むと、鶏がお手製の籠の中で飼われていたりといった、昭和の田舎の風景に出会うことができます。
両親が小さい頃も、日本はこんな雰囲気だったのだろうかと、プチ・タイムスリップをした気分になりました。
ぜひ、観光客が押し寄せないうちに、訪れてみてくださいね!