私は、ひとり旅や夫婦旅も好きですが、たまに両親を海外旅行につれていくことがあります。
普通のサラリーマン家庭に育ったのに、福岡から東京の大学に進学してしまったこともあり、私の両親は学費を稼ぐために朝から夜まで働いていました。
そんな両親の姿を見て育ったので、少しでも彼らの老後の生活が楽しいものになればという思いがあり、仕送りのかわりに、両親をたまに海外旅行に連れていきます。
リタイヤ世代の両親と海外旅行をする中で、評判が良かった国とイマイチだった国がわかってきました。
これから両親を、海外旅行につれていきたいという方の参考情報になればと思います。
- リタイヤ世代の両親に好評だった旅先リスト
- リタイヤ世代の両親からの反応がイマイチだった旅先リスト
- 旅の後にはアルバムをプレゼント!
- 一緒に旅行には行けないという方には、信頼できるツアー会社のツアーがオススメ
- さいごに
リタイヤ世代の両親に好評だった旅先リスト
アメリカ・ハワイ
4月はじめのハワイ・ホノルルに1週間ほど滞在。
平等院テンプルやオアフ島をドライブして過ごしました。
私の父親(当時60代後半)はハワイがかなり気に入ったようでしたね。
母の話によると、父はハワイに行く前には、るるぶなどで予習して行きたい観光スポットなどをノートに書き記していたようです。
私の当時60代後半の父が最も楽しみにしていたことは、ハワイでサーファーを見ること!
どちらかといえば硬い感じの父から、ゴルフでも、パイナップルでもない、「サーファー」という言葉が出てきたことにビックリしました!
ハワイのノースショアがサーフィンの有名スポットとのことで、ノースショアに連れていきましたが、子供のように目をキラキラさせて、サーファーに見入っていました。
ビックリしました!
ハワイ・ノースショアってどんなところ?現地発のツアー情報を見てみる
また、ハワイは日本語が通じることもあり、両親は安心できる土地と感じたようです。
ハワイは定番中の定番ですが、やっぱり私の両親にも大好評の観光地でした。
カンボジア・シェムリアップ
ハワイは物価が高いと愚痴っていた母が気に入っていたのは、アンコールワットで有名なカンボジア。
意外ですか?
カンボジアって、こちらの記事にも書きましたが、アンコールワットの遺跡群はスゴイ。
でもね、ご飯も美味しくないし、買い物もイマイチ。
何が母の心に響いたかというと、シェムリアップの郊外にあるトンレサップ湖。
母は、カンボジアのトンレサップ湖でのことを今でも時々話しています。
何を話しているって、トンレサップ湖で目撃した湖の上に住んでいる人たちの生活のこと。
湖の上に村があるんです。
住宅のみならず、学校やお店まで、全てのお店が湖の上に浮かんでいました。
それぞれの建物?はシンプルですが、湖の上の村でたくましく生きている子どもたちの姿が印象的でした。
また、巨大な蛇を見世物にして、観光客からお金を徴収するサービスも、その蛇の姿が怖すぎて、今でも記憶に残っています。
ただし、最近はトンレサップ湖はボッタクリで有名です。
シェムリアップ発の現地ツアーを利用するのがオススメです。
私達も、現地ツアーを利用しましたよ。
旅先の選定には、一応自分が行ってみてよかった場所や、治安が良い&面白そうな場所を綿密に調査をした上で選んでいます。
ただ、時には失敗に終わったこともありました。
両親から帰国後に思い出話を聞いたことがない旅行先はこちら。
#別に責めているわけではないので、お父さん・お母さん、気にしないでね。
リタイヤ世代の両親からの反応がイマイチだった旅先リスト
香港
食事がメチャクチャ美味しい香港ですが、シニア世代の両親には少し忙しすぎる街という印象だったようです。
騒音や車の音がスゴイので話し声が聞こえづらい、人が多いので歩きにくい、という点も、私の両親には人気がなかったですね。
特に、耳が聞こえづらかったり、足がわるいご両親の場合は、香港は避けたほうがいいかもしれません。
ベトナム・ハノイ
妹と母親の女3人だけで訪問したのが、ベトナム・ハノイ。
ベトナム・ハノイは行く時期を完全に間違えました。
私達が訪れたのは6月。かなり暑かったです。
ハノイ近郊にある、世界遺産で有名なハロン湾にも、現地ツアーを使って行きました。
が、ハロン湾の遊覧船の船内がかなり暑く、更には(めっちゃ暑いのに)天ぷらがたくさん出てきて、食べられないし、景色どころじゃない、という散々な記憶しかありません。
という具合で、かなり辛いハロン湾観光でした。
さらに最終日には、妹と母親が食中毒になるという悲劇もあり、家族の記憶からは消しさりたいのかもしれませんね、ハノイは辛かったという声しか聞こえてきません。
そんなわけで、ベトナム・ハノイは我が家では人気がありませんでした。
いいところなんですけどね。
これからハノイ観光を考えている方は、夏は避けたほうが無難です。
アメリカ・ワシントンDC
私がかつて住んでいたワシントンDCにも、両親を招待しました。
ワシントンDC自体は、博物館がたくさんあり、緑が豊か。
そして、(ワシントンDCの東側エリアに行かなければ)治安も悪くありません。
個人的にはオススメの観光地です。
ただね、また時期が悪かったんです。
ワシントンDCのエリアは、毎年1月〜2月になると大雪が降って積もります。
そんなタイミングに両親が来てしまったものだから、楽しみにしていたワシントンDC観光が雪が降る日の観光となってしまいました。
雪がほとんど積もらない「福岡」に住んでいる両親だから、氷の上で滑ってしまい…
最終には父がぎっくり腰になって、そのまま14時間のフライトを経て帰国というかなり辛い旅行だったと思います。
ただし、春〜秋にかけてのワシントンDCはオススメですよ。
ニューヨークやサンフランシスコとは全く雰囲気が違いますし、キレイです。
春(4月上旬)だと「桜まつり」もやっていますよ。
アメリカ・サンフランシスコ
今、私が住んでいるサンフランシスコにも両親を招待しました。
ヨセミテ国立公園や、サンフランシスコの街に連れて行ったのですが、両親からは一切、サンフランシスコは良かったねという思い出話を聞いたことがありません。
なぜでしょうか…
唯一、たまに聞くのは、ナパのワイナリーの話。
カリフォルニアの山火事が起こってナパが焼けたという話になると、自分たちが行ったワイナリー(ロバート・モンダヴィ・ワイナリー)は大丈夫だったかといった話がでるぐらいですね。
住人として正直に言うと、サンフランシスコは街も汚いし、変わった人も多いのでオススメしません。
ただし、サンフランシスコ近郊にあるナパは、ぶどう畑が広がるのどかなエリアで、すごく気持ちが良くなるので、オススメです。
ナパには美味しいレストランも揃っているので、サンフランシスコを訪れたらナパを訪れるのがオススメ。
サンフランシスコからナパまで車で2時間ぐらいかかるので、運転に自信がない方やお酒を飲む方は、ツアーへの参加がオススメですよ。
インド・チェンナイ
私の人生を変えた国インドを見せてあげたいと思い、家族をインドの大都市「チェンナイ」につれていきました。
正直、インドにシニア世代の両親を連れて行くって、かなりのチャレンジだった気がします。
食事もかなり違いますし、文化も街の様子もかなり全く違いますからね。
幸いにも、私の家族は結構インドを楽しんでいたように見えました。
ただ、一点だけ…
一緒に行った私の妹がインドで食中毒になり、インドの病院で4日程、入院してしまったという苦い思い出もあります。
妹はインドの病院で個室に入院したのですが、シャワーやトイレもついて、かなり立派な部屋でしたね。
私も一緒に寝泊まりしたのですが、あんな経験はなかなかできなかったと思うと、私の中ではいい思い出です。
妹には最悪だったでしょうね(笑)。
両親の中ではどう記憶に残っているのかわかりませんが、インドから帰ってきて以来、インドの思い出話を聞いたことがありません…
やっぱりチャレンジすぎたんでしょうか…
韓国・釜山
家族で、7月に、福岡から高速船に乗って2泊3日で訪問しました。
韓国の反応が薄かったのは、日本に町並みや雰囲気が似ていたせいだと思います。
おかげで、快適に旅行ができたのはよかったのですが、やっぱり日本に近いところだとギャップが少なくて、驚きが少なかったのかもしれません。
ただし、食事は美味しかったですね。
私は韓国の海苔巻「キンパブ」が大好きです!
旅の後にはアルバムをプレゼント!
毎回ではありませんが、実はわたしは、一緒に旅行したらアルバムを自作して、プレゼントするようにしています。
写真はデジタルばかりですが、やっぱりなにか物理的なモノで旅を思い出すことができるのはイイねと両親からも好評です。
アルバムを作るって意外に簡単です。
よく撮れた写真を選んで、並べて、ちょっと一言を添えていくだけ!
アルバム作りのコツは、食・ホテルといった分野別なのか、初日から順に並べる時系列なのか、といった具合に写真の並べ方のポリシーを決めて並べていくことです。
私はAppleのアルバム作成サービスを使って作成していますが、だいたい1冊5000円前後で、かなり立派なアルバムを作成することができます。
結婚式のアルバムも自作しました。
Apple以外にも、いろいろな会社がアルバム作成サービスを提供しています。
例えば、世界の無印良品が推奨しているというこちらのフォトブック『BON』 も気になりますね。
▶MUJIBOOKS(無印良品)推奨のフォトブック『BON』
一緒に旅行には行けないという方には、信頼できるツアー会社のツアーがオススメ
運良く、両親と一緒に旅行をすることができましたが、仕事や家族の都合で両親とは一緒に旅行ができないという方も多いと思います。
そんな方には、安心できる添乗員付きツアーを両親にプレゼントするのもオススメです。
実は、私は何度も両親を旅行に連れて行っているのですが、いつも親子喧嘩になってしまいます…。
普段は両親と仲が良いのですが、両親を旅行につれていくと、私はガイドさんのように頼られるので、予想していることなのですが、いつも疲れてしまいます。
最後には、親子喧嘩というのがウチのお決まりのパターン。
両親のガイドはしたくないというあなたには、TV番組「カンブリア宮殿」でも紹介されたことがある、評判が高いクラブツーリズムの添乗員付きツアーをプレゼントしてはいかがでしょうか。
個人旅行が好きなご両親には、航空券とホテルだけがセットになった個人旅行のプレゼントもいいと思います。
楽天トラベルであれば、航空券とホテルがセットになったお得な個人旅行のツアーが見つかりますよ。
さいごに
60−70代の両親を持つ方向けに、私が実際に連れて行って好評だった旅行先を紹介しました。
やっぱり安定の人気だったのは、わが家でもハワイでしたね。
意外なところで、カンボジア。
リゾート気分が味わえるか、日本とギャップがある場所が、シニア世代の両親には好評だったようです。
次に考えているのは、私の主人の母国である台湾か、クラシック音楽が好きな父が気に入りそうなヨーロッパですね。