10日間近くトルコに滞在していました。
今回の訪問はイスタンブールは最低限にして、カッパドギアやパムッカレを中心に滞在していました。
トルコは温かい温泉もあるし、人も温かいので、かなり癒やされました。
トルコは人生で3度めですが、訪問すればするほど意外な側面を見せてくれるのがトルコの魅力。
今回も、トルコでたくさんの意外な体験をさせてもらいました!
トルコで感じたことを中心に紹介していきます。
- モロッコと似ている国トルコ!
- まだまだ知らないことだらけ!?人類の歴史
- トルコとギリシャは深いつながりがある国だった!
- トルコにたくさんの教会?!
- 頭に包帯を巻いている男性がたくさん歩いている国トルコ!
- Wikipediaが閲覧できない国トルコ
- 厳戒態勢で市民の安全をまもっている国トルコ
- 中国や韓国では旅行先として大人気のトルコ!
- 本当に親切な人が多いトルコ
- さいごに
- トルコの関連記事
モロッコと似ている国トルコ!
同じイスラム圏だからか、モロッコと建物の雰囲気が似ていると感じました。
住んでいる人や文化は少し違うのですが、カッパドギア周辺の家の雰囲気は、モロッコのマラケッシュからメルズーガに移動するバスの中で見た家とかなり似ていました。
また、1日になんども流れるコーランも、モロッコを思い出させました。
コーランが大音量で街の中を流れるのですが、何度も聞いているうちに、心地よい音楽に変わってくるのが不思議です。
トルコとモロッコ、距離が離れているのに不思議ですね。
まだまだ知らないことだらけ!?人類の歴史
カッパドギアと一緒に訪れたかった地下都市、カイマクル地下都市を訪問してきました。
カイマクル地下都市は、地下40メートルにも及ぶエリアに数千人の人が暮らすことができた洞窟住居が残っています。
彼らがなぜ地下都市を築いたかというと、外敵から身を守るため。
敵に見つからないように、地下にあるキッチンで調理時にでてきた煙がそのまま地上に出ていかない仕組み、地下で新鮮な空気を外から取り込む工夫、外敵が攻めにくいようわざと通路を小さくしていたり と、色々な工夫が隠されています。
当時の人達が知恵を絞って生活していたのがよくわかりました。
トルコ版忍者屋敷とでも言えるような面白い体験でした。
そして、さらに驚いたことは、カイマクル地下都市が1960年代に発見されるまで誰も知らなかったこと!
たまたま、周辺の子供がネコか羊が逃げ込んだ先で見つけた洞窟とのことですが、こんなに大規模な建築物が長い間発見されていなかったことに驚きです。
そう考えると、まだまだ地球には、私たちが知らない祖先の歴史がありそうですね。
トルコとギリシャは深いつながりがある国だった!
トルコとモロッコが似ていると書いたところですが、トルコとギリシャも隣国だからなのかかなり似ているなと思いました。
まずは、遺跡!
トルコにはたくさんの遺跡があり、かなりギリシャ遺跡と類似しています。
例えば、トルコ・イズミールの近くにあるトルコ・エフェス遺跡は、かなりギリシャの遺跡と似ていました。
もっと言うと、ギリシャ・アテネで見たパンテノン遺跡よりもすごかったです。
エフェス遺跡の紹介はこちらの記事「思わず息を呑む美しさ!トルコ・エフェス遺跡 」で詳しく紹介しています。
また、パムッカレのすぐ横にあるヒエラポリス遺跡には、パンテノン神殿の柱と似たものがゴロゴロと温泉に転がっています!
そして、食べ物!
完全に同じというわけではないですが、ギリシャとトルコで食べているものは似ているなと思いました。
どちらもオリーブオイルが有名な国ですし、オリーブがどこでも売っています。
さらに、私が大好きな甘いお菓子バクラバも、ギリシャでもトルコでも食べられます。
ケバブみたいなものは、ギリシャではジャイロとして売ってますし、かなり食べ物が似ている国という印象が強いです。
隣同士の国ですが、かたやヨーロッパの印象が強いギリシャと、中東のイメージがあるトルコがこんなに似ているとはかなり意外でした。
トルコにたくさんの教会?!
トルコの遺跡群を訪問して意外に感じたのは、たくさんの教会跡があること。
例えば、カッパドギアからのグリーンツアーで訪問できるウフララ渓谷エリアには、絶壁に洞窟があり、いくつも教会の跡が見られました。
さらに、カッパドギアから徒歩でアクセスできるカッパドギア Open Air Museumにも、100はあるんじゃないかというぐらい、小さな洞窟(教会跡)がありました。
世界史の知識が乏しい私は、トルコ=イスラム教と思っていたので、正直トルコでこんなにたくさんの教会跡を見ることになるとは予想もしていませんでした。
ガイドさんによると、実はトルコにはかなりの数のキリスト教徒の方がいたようです。
1923年にトルコとギリシャは、トルコにいるキリスト教徒とギリシャにいるイスラム教徒を交換(ギリシャとトルコの住民交換)して、トルコはイスラム教、ギリシャはキリスト教の国として整理したとのことです。
なるほど。それで、キリスト教の建物が多く残っているんですね。
頭に包帯を巻いている男性がたくさん歩いている国トルコ!
トルコ・イスタンブールの街を歩いていると、頭に包帯を巻いている男の人が多いことに気がつきました。たまに、血を流している人もいます…
多くの人が丸刈りで、頭頂部分の頭皮の色が周りの部分と少し違い、後頭部に包帯をつけているので、なんだろうなと思っていました。
調べてみると、実はトルコは植毛手術を受けにくる人が多い国のようです!
イスタンブールの空港でも、友人同士で植毛手術に着たと思われるアラブ系男性二人組をみかけました。
費用も約30万円ぐらいで受けられるとあって、中東などから多くの人が訪れるようです。
トルコは、意外な植毛大国でした。
Wikipediaが閲覧できない国トルコ
中国でLINEが使えないといったインターネットの制限は有名な話ですが、ここトルコでもインターネットが制限されていることに気がつきました。
例えば、トルコからはWikipediaを閲覧することはできません。
CNNによると、トルコはWikipediaで掲載されている情報の内容に異議ありという理由で、情報を遮断しているようです。
インターネットはどんな情報にでも自由にアクセスできるメディアだと思っていましたが、国によっては必ずしもそうではないということに改めて気づかされました。
トルコは意外でした。
意外に自分がアクセスしている情報も、何かによってアクセス先が制限されていたりと操作されている 可能性があるかもしれませんね。
厳戒態勢で市民の安全をまもっている国トルコ
田舎の方はそうでもありませんでしたが、イスタンブールの街の中は、かなり大きな銃を持った警官がたくさん歩いていました。
もちろん、トルコの空港も厳戒態勢で、空港に入るだけでもセキュリティチェックを通過する必要があります。
イスタンブールで宿泊したホテルに空港への送迎を頼んだときも、事前に旅行者のパスポート情報を国の機関に提示して、48時間前までにApprovalをもらわないとタクシーやバスでは送迎できないと言われたこともありました。
トルコは過去に何回かテロが起こっているので、こうした厳戒体制になっているのだと思いますが違和感を感じます。
早く、こうした厳戒体制が必要のない世界になって欲しいですね。
中国や韓国では旅行先として大人気のトルコ!
季節もあると思いますが、とにかく中国や韓国からの旅行者をよく見ました。
カッパドギアのツアーガイドによると、 カッパドギアで撮影された中国映画が上映された影響もあり、2018年は中国からの旅行者がかなり多かったとのこと。
カッパドギアのホテルの写真も、トルコのホテルなのにトルコ人のモデルではなく、なぜかアジア人がモデルとして映っている写真がかなり多かったので、なぜだろうと思っていましたが疑問が解けました。
2019年は日本からの予約がたくさん入っていて、日本人旅行者が増える見込みとのこと!
トルコに行ってまで、日本人と会いたくないという人も多いでしょうが、ぜひこの機会にトルコに訪問してみるのもいいかもしれませんよ。
本当に親切な人が多いトルコ
「トルコは親日」だと聞いていましたが、今回の旅行のように短期間でいろいろな国を訪れていると、より一層トルコの方は親切だと感じました。
話はずれますが、トルコの他だとギリシャやクロアチアも親切な人が多かったですね。
イスタンブールは大都会なのでみんな忙しいのか、幾分冷たい印象を受けました。
しかし、カッパドギアやパムッカレなど少し田舎に行くと、ホテル・ツアーガイド・レストラン・地元の人などにかなり親切にしてもらったと思います。
トルコにこれから行く方は、ぜひ田舎の方まで足を伸ばしてもらいたいです。
田舎にこそ、トルコの良さが詰まっていると思います!
特に、カッパドギアで宿泊したホテル「Aydinli Cave Hotel」は、友達の家にあそびに行ったかのように親切にしてもらえて感動しました!
自分がホテル経営をしたら、”友達の家のように泊まれるホテル”をつくりたいですね。
さいごに
個人的にはトルコ、旅行先としてオススメです。
トルコの東側の方は、まだまだ治安が安定していないので旅行先としては注意が必要ですが、カッパドギア・パムッカレ・イスタンブール・イズミールあたりは観光客も多いし、あまり危険な雰囲気は感じませんでした。
トルコであれば、モスク・遺跡めぐり・温泉・ショッピングが楽しめます。
また、海もきれいなので、ウィンドサーフィンも有名な国のひとつです。
10日もお休みがあれば、十分トルコを楽しめると思いますよ。
ヨーロッパより近くてエキゾチックな国トルコを次の旅の目的地にしてみてはいかがでしょうか?間違いなく、欧米とは違った異文化経験ができると思います!
私の主人もトルコは初めてでしたが、また行ってみたいと気に入っていました。
ホテルもお手頃な価格で泊まれます。
イスタンブール近辺は少しだけ値が上がりますが、地方に行けば5つ星ホテルも1万円以下で泊まれましたよ!
トルコの関連記事
トルコの航空会社
イスタンブール近郊
カッパドギア
- 【冬のカッパドギア観光】経験者が語るカッパドギア観光の服装アドバイス
- 漫画よりスゴイ地下都市にも行けた!トルコ・カッパドギア発グリーンツアーの体験談
- 【Aydinli Cave Hotel】トルコ・カッパドギア(ギョレメ)のオススメ洞窟ホテル
- 【実体験】カイセリ空港からカッパドギア(ギョレメ)への移動方法を解説
- 【体験談】カッパドギアからパムッカレまで夜行バスの旅!予約・乗り方を大公開
イズミール
パムッカレ
- 執筆中